バンダイとウィルコムは3月16日都内で会見を開き、共同で子ども向けPHS端末「キッズケータイ papipo!(ぱぴぽ)」を6月に発売すると発表した。端末価格はオープンで、ネット通販価格は1万4800円。ウィルコムの代理店のほか、トイザらス、バンダイの専用オンラインサイトで販売し、07年3月までに20万台の販売を目指す。

 バンダイとウィルコムは3月16日都内で会見を開き、共同で子ども向けPHS端末「キッズケータイ papipo!(ぱぴぽ)」を6月に発売すると発表した。端末価格はオープンで、ネット通販価格は1万4800円。ウィルコムの代理店のほか、トイザらス、バンダイの専用オンラインサイトで販売し、07年3月までに20万台の販売を目指す。

 バンダイでは、「たまごっち」などのキャラクターを武器に子ども向けの携帯電話市場の開拓を狙う。子どもユーザーをターゲットにした端末はすでにKDDIやNTTドコモが発売しており、子どもを巻き込んでの加入者獲得競争は激しさを増しそうだ。

 「papipo!」は小学生の女の子をターゲットに、青色の「ぱぴぽブルー」のほか「たまごっち」のキャラクターをプリントした「たまごっちバージョン」や小学館のマンガ雑誌とのコラボレーションモデル「ちゃおスタイルバージョン」を発売。その後、男の子向け端末の開発も検討する。

 端末は、ウィルコムが開発したPHSのモジュール「W-SIM(ウィルコムシム)」を差し込むタイプ。バンダイが得意とするキャラクターを生かした「エンタテインメント」性と「安心・安全」機能も盛り込んだ。

 数字を使った脳力トレーニングなど4種類のゲームや似顔絵付きの電話帳、プロフィール交換できる赤外線通信機能、オリジナル絵文字を内蔵し「エンタテインメント」性を実現。「たまごっち」をはじめ、「ハローキティ」や「シナモンロール」などのキャラクターを使った待ち受け画面、着メロなどのコンテンツとメールが利用できる専用サービスもオプションで用意した。

 一方、「安心・安全」機能では、押すだけで指定の番号に電話できる「緊急ボタン」を設けたほか、通話やメールの相手を親がパスワードで管理する「安心モード」や子どもからのメールに位置情報を付加するサービス、親がメールで問い合わせると自動的に位置情報を返信するサービスなどを提供する。また、ネットへのアクセスはオプションの専用コンテンツサービスへの接続に限定した。

 バンダイの上野和典社長は「電磁波が弱く子どもに影響の少ないウィルコムのW-SIMで子どものためのケータイを作るチャンスが来た。エンタテインメント性を盛り込むことで、親が子どもに与えるのはなく、子どもが持ちたいと思うケータイができた」と自信をみせた。

 一方、ウィルコムの八剱洋一郎社長もバンダイの子ども向け携帯電話市場参入について「我々の役員で行う合宿ミーティングにバンダイの担当者が乱入して説明するほどだった」と、その意欲の高さを語った。

 月額利用料金は、通話先を3か所に限定する「通話相手先限定サービス」の場合で1029円。ウィルコムの端末同士の通話が無料になる定額制プラン「ウィルコム定額」が2900円。またオプションの「キッズスタジオ」の付加料金は525円で、コンテンツとメール、位置情報サービスなどが利用できる。

 会見には「papipo!」のCMキャラクターである三浦りさ子さんも登場。「私のまわりの子どもたちもみんな携帯電話を持ち始めている。私も2人子どもがいますが、こういうケータイなら安心できます」などと話した。

 子ども向け携帯電話ではKDDIが「ジュニアケータイ」を2月、NTTドコモが「キッズケータイ」を3月に発売。位置情報サービスをはじめ、バンダイの端末にはない防犯ブザー機能などを装備している。バンダイの入江耕・執行役員は「今回の端末はバンダイが強みとするキャラクターを生かし、子どもが楽しめるケータイに仕上がっている。ブザー機能などは今後搭載していく」と語った。