大日本印刷(DNP、北島義俊社長)は、13.56MHz帯のICタグとしては世界最小クラスの超小型ICタグ「ACCUWAVE-IM0505シリーズ」を開発した。10月からサンプルを出荷、導入に向けた販促を行い、06年1月から量産を開始する。量産後の価格は1個100円以下の予定。初年度100万個、08年には1000万個の販売を見込んでいる。

 ICタグ製造で培った独自のアンテナ設計技術やICチップ実装技術、半導体関連部材の開発・製造で培った金属微細加工技術や基板製造技術を応用。アンテナを多層化することでサイズを小型化し、5mm角、厚さ1mm以下ながら、既存のICタグリーダライタの微弱タイプを使用した場合でも、20?30mmの通信距離を実現した。

 現在普及しているICタグは、通信距離を確保するためにカードサイズが主流で、小さくても28×12mm程度のため、小型製品や形状が複雑な製品には装着できなかった。しかし、「ACCUWAVE-IM0505シリーズ」では、樹脂やプラスチックへの埋め込みやラベル形状への加工を行うことで、小型製品や複雑な形状の製品などに取り付けることが可能。国際標準であるISO15693に準拠し、既存のICタグリーダライタでの読み取りやICタグシステムで使用できる。