ヴァル研究所(鈴木和夫代表取締役)は、10月から発売する「駅すぱあと」各製品に、新たに二酸化炭素総排出量順(CO2排出量順)の探索ができる機能を搭載すると発表した。「Yahoo! 路線情報」での経路探索サービスにも12月以降に実装する予定。


 2005年に発効した「京都議定書」では、日本は1990年を基準年とし2012年までに、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量を6%削減することが義務づけられている。このため、各省庁や民間事業者は、協力して温室効果ガスの削減を目指した活動を行っている。

 同社では、温室効果ガス削減策の一つとして、自動車の利用を控え鉄道などの公共交通機関の利用促進する活動を支援するため、従来の「時間順」「運賃順」「定期順」に続く経路探索条件として「CO2排出量順」の機能を追加。探索結果には、当該経路の二酸化炭素総排出量のほか、同じ距離について乗用車を利用した場合の二酸化炭素総排出量も併記されるため、環境を考慮した経路探索ができる。

 たとえば、品川駅から大阪駅までの各交通手段の二酸化炭素総排出量を比較すると、新幹線利用が二酸化炭素総排出量約9.8Kgで、運賃1万3850円。航空機利用が二酸化炭素総排出量約59.4Kgで、運賃1万4220円。乗用車利用では二酸化炭素総排出量が約95.0Kgとなる。

 二酸化炭素総排出量は、距離(km)×二酸化炭素排出原単位(g-co2/人km)の計算式で算出する。なお、二酸化炭素排出原単位は、交通エコロジー・モビリティ財団発行の「運輸・交通と環境 2005年版」のデータを利用している。