<strong><7月第4週(05年7月18日-24日)集計速報></strong><br /> 最近、低価格モデルが続々と登場しているプロジェクター市場。家庭向けエントリーモデルなら10万円前後で大画面を楽しめるとあって人気が高い。その一方で、機種間の競争は激しさを増している。ランキングも週ごとに入れ替わっている状態だ。そこで、いま一番ホットなプロジェクターはどれか? 最新の「BCNランキング」から、売れ筋をずばりご紹介しよう。

<「BCNランキング」7月第4週(05年7月18日-24日)集計速報>

 最近、低価格モデルが続々と登場しているプロジェクター市場。家庭向けエントリーモデルなら10万円前後で大画面を楽しめるとあって人気が高い。その一方で、機種間の競争は激しさを増している。ランキングも週ごとに入れ替わっている状態だ。そこで、いま一番ホットなプロジェクターはどれか? 最新の「BCNランキング」から、売れ筋をずばりご紹介しよう。

●1インチ333円? 大画面を安く楽しむなら、まずはこれ

 もっとも手頃に大画面を楽しめるディバイスとして、まずチェックしておきたいもの、それがプロジェクターだ。一般的な投写画面サイズは、30ないし40型から最大300型まで。スクリーンと本体との距離が2.6mほどの距離があれば、ほぼ100インチの大画面で迫力のある映像が楽しめる。

 例えば価格10万円のプロジェクターを買ったとすると、1インチあたり1000円。最大の300インチで計算すると333円。もちろん、これにスクリーンやサラウンドシステムのコストが加算されることにはなるが、「1インチ1万円がひとつの目安」といわれる大画面テレビに比べれば、はるかに安上がりだ。

●上位三つ巴の大混戦!シェア1%の差で首位を争う

 「BCNランキング」7月第4週(05年7月18日-24日)の集計では、松下のハイビジョン対応モデル「TH-AE700」がシェア16.5%で2週ぶりに首位に返り咲いた。エプソン「EMP-TW10H」の首位独走のうらで、ずっと2位につけてきた「2番手」モデル。しかし、ライバル機種のモデルチェンジにともなって7月第2週に1位を獲得。さらに今回、再び1位に浮上した。

プロジェクター機種別ランキング上位10位までの表

 前週1位だった、エプソンの6月発売の最新モデル「EMP-TW20」は2位に後退。7月第1週で同率2位、第2週で単独2位、第3週で1位と、着実にランクアップしてきたが、2週連続で首位をキープすることはかなわなかった。一方、同じエプソンでも、ハイビジョン対応の上位モデル「EMP-TW200H」はシェアを上げ、上位は三つ巴の混戦模様。しかも3モデルのシェアの差はわずか1%程度で、競争は激化の一途をたどっている。

 しばらく首位を独走してきたエプソンの「EMP-TW10H」だが、新モデル「EMP-TW20」の登場以後、徐々にシェアを落として6位にまで後退した。現在の実勢価格は8?10万円程度(BCNランキング編集部調べ)。在庫があるかどうか微妙な段階だが、とにかく安く欲しいなら、この機種は狙い目かも。
主要4モデルのシェア推移のグラフ


●選ぶポイントは輝度とコントラスト比、明るい部屋で楽しめるモデルも

 プロジェクター選びで第一に注意したいポイントは、輝度とコントラスト比。輝度はルーメン(lm)で表わし、数値が高いほど高性能といっていい。コントラスト比は、その数字が高いほど、明暗の差がはっきりした鮮明な映像を投写できる。投写できるサイズは、本体とスクリーンの距離によって決まるため、狭い部屋で大画面を楽しみたい時は通常より焦点距離が短い「短焦点レンズ」のモデルを選びたい。そのほか、本体サイズ(重量)、静音性などもチェックしよう。

「EMP-TW20」の写真 実際のモデルでスペックをチェックしてみると、例えば最新モデルでランキング2位の「EMP-TW20」は、エントリーモデルながら1200ルーメンの高輝度。ある程度明るい部屋でも鑑賞できる。また、視聴環境に応じて最適な色調と明るさをワンタッチで選択できる「カラーモード」、短焦点の高倍率1.5倍ズームレンズを搭載。スクリーンまで2mあれば80型の大画面、6畳間ならば120型ワイドの大画面が楽しめる。1Wスピーカーを内蔵し、サラウンド環境がなくても音を出すことが可能だ。

「TH-AE700」の写真 一方、1位の「TH-AE700」は、輝度は1000ルーメンと低め。しかし、コントラスト比は、「EMP-TW20」の1000:1に対し、2000:1と大きい。また、ハイビジョン映像に対応したトータル約276万ドット(1280×720ドット×3枚)のワイド液晶パネルを採用しており、最大解像度でも1024×768の「EMP-TW20」に勝っている。

 そのほか、同じような価格帯の製品でも輝度やコントラスト比、最大解像度、設置性などにいろいろと違いがある。また、スペックだけではわからない「質感」や「色調」などの傾向も気になるところ。できれば、店頭で実際の画像を見比べてから購入したい。

●大画面を家庭にもたらすもうひとつの選択肢として

 プロジェクタ本体とスクリーンのふたつをうまく「設置」しなければならないという、ちょっと面倒な条件はあるものの、もっとも安価に大画面を手に入れることができるプロジェクター。「そろそろ大画面の映像環境が欲しいなぁ」と考えているなら、選択肢の一つとして加えてみてはどうだろう? 求めていたものが意外に安く手に入るかもしれない。


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