米ヒューレット・パッカード(HP)シニア・フェローのアラン・ケイ氏が20日、東京都杉並区の和田小学校を訪問、自ら開発したパソコンソフト「スクイーク」を使って、子どもたちがゲームを作ったりする様子を見学した。<br />


 米ヒューレット・パッカード(HP)シニア・フェローのアラン・ケイ氏が20日、東京都杉並区の和田小学校を訪問、自ら開発したパソコンソフト「スクイーク」を使って、子どもたちがゲームを作ったりする様子を見学した。

 20日昼に和田小学校に現れたケイ氏は、午後から小学5年、6年生のパソコン授業を見学した。パソコンにインストールされたスクイークを使って遊ぶ子どもたちの様子を、笑顔で見学していた同氏。「パソコンを車などと同じツールと思っているのだろうが、本当は本だ。学習したり、創造力を膨らませたりなんでもできる」と語りながら、生き生きした表情の子どもたちに満足そう。「子どもたちはたくさんのアイデアを持っている。それを生かすのに大人が手助けをしてあげることも必要だ」とも。

 同氏は1968年、ゼロックス・パロアルト研究所に在籍した当時、「ダイナブック」と呼ばれるパソコンの原型の構想をまとめあげたメンバーの1人。「パソコンの父」とも呼ばれている。そのパソコンの父、操作に戸惑っている子どもをみて、思わず手を出しかけたりする一場面も。またサインをねだる子どもがいたりとすっかり打ち解けた様子だったが、先生や杉並区の教育関係者は緊張の面持ち。納富善朗教育長は、「アラン・ケイさんのことは知らなかった」というが、子どもたちが自由にパソコンを触って遊ぶ中で、自らも中に入って子どもたちに“教えてももらって”いた。

 なお日本ヒューレット・パッカードは、社会貢献活動の一環として昨年、杉並区にパソコンやプリンターなどを寄贈した。今年は横浜市、神戸市、仙台市。鳥取県、三重県でも同様の活動を実施する予定だ。