【記者のひとこと】セキュリティでも生成AI

コラム

2023/11/10 10:00

 米CrowdStrike(クラウドストライク)の日本法人は、セキュリティ統合プラットフォーム「Falcon Platform」のロードマップを発表し、今年から来年にかけてデータ基盤の刷新や複数の新機能の提供を行うとしています。その中で注目したいのが、生成AI「Charlotte AI(シャーロットAI)」です。

 Charlotte AIは「どのユーザーが古いパスワードを持っていますか」「現在、どの脅威アクターが最も活発に活動していますか」といったセキュリティに関連する質問に対して、データ基盤「Raptor」などのデータから回答を提示します。また、XDR(Extended Detection and Response)と連携したインシデント対応も可能です。

 セキュリティを運用していくには、社内環境や最新の脅威動向の把握など、さまざまなことが求められます。そういった面をサポートできる生成AIは、セキュリティ対策において重要視されていくのではないかと思います。

 今後、各セキュリティベンダーから生成AIを利用した製品や新機能が提供されるはずなので、どういった特色があるかをしっかりと取材して、情報をお届けしたいです。(岩田晃久)

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クラウドストライクが生成AIなどの新機能を発表 データ基盤を刷新、XDRを強化