【記者のひとこと】初のセキュリティ専業ベンダーの仕事

コラム

2023/09/08 10:00

 イスラエルのCheck Point Software Technologies(チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ、チェック・ポイント)といえば、老舗セキュリティベンダーとして国内市場で存在感を示してきました。特にファイアウォール(FW)は、国内でも多くの企業に利用されています。

 5月、日本法人の社長に佐賀文宣氏が就任しました。佐賀社長は、日本IBM、米Cisco Systems(シスコシステムズ)、米VMware(ヴイエムウェア)を経て、前職ではZVC JAPANの社長としてWeb会議サービス「Zoom」の普及に貢献しました。チェック・ポイントは、キャリアの中で初のセキュリティ専業ベンダーとなります。

 佐賀社長は、チェック・ポイントの強みを技術力だとしています。一方で、これまでは営業やマーケティング活動が不十分で、優れた技術でつくられたさまざまな製品を十分に顧客に対して訴求できていないことを課題として挙げます。この課題の解決に向け、自身の経験を生かし、営業面の強化を図る考えです。どのような施策を展開していくのか楽しみにしたいと思います。(岩田晃久)

【記事はこちら】
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ 佐賀文宣社長 日本で一番頼られるセキュリティベンダーを目指す