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先行実施の企業も! 「ブラックフライデー」を見逃さないようにしよう

時事ネタ

2022/11/22 17:30

【家電コンサルのお得な話・103】 この時期になるとよく目にする「ブラックフライデー」という言葉。ご存知の方も多いと思うが、発祥はアメリカ合衆国の感謝祭(11月の第4木曜日)にある。感謝祭のプレゼント需要で残った商品の在庫を一掃するため、感謝祭翌日の金曜日から数日間にわたり開催していたセールが「ブラックフライデー」である。

2022年の「ブラックフライデー」の一例

日本でも6年目となる「ブラックフライデー」

 日本では2016年にイオン家電量販店ノジマなどが、最初の「ブラックフライデー」のセールを開催している。それからすでに6年。近年ではセールが近づくとテレビCMが入ったり、セール開催の模様をワイドショーで取り上げることも多い。このように日本でも一般的なものとなった「ブラックフライデー」だが、2022年は11月25日(金)となっている。

 すでに前週の18日(金)くらいから先行実施している企業もあるが、Amazonをはじめブラックフライデー当日の25日からセールが始まるところもある(図参照、図は一例)。

 また、ファーストリテイリングのユニクロのようにブラックフライデーというネーミングではなく、「感謝祭」として11月18日(金)~12月1日(木)までセールを実施している企業もある。

今週から12月第1週、第2週の3週間がお得に

 そのため、今週からリアル店舗の新聞折込チラシのチェックもおすすめしたい。今週は23日(祝)とブラックフライデー当日の25日、そして土曜日と新聞折込チラシのタイミングが多い。もちろん、どの日に折り込むかは企業によって異なるが、ブラックフライデーを実施しない企業も競合対策として、台数限定の掲載などチラシに力を入れてくることが考えられる。

 年末セールで商品購入を考えている人は、今週から12月第1週、第2週の3週間は新聞折込チラシもチェックするといいだろう。

 ブラックフライデーを始め11月中に前倒しで開催するセールの増加は、消費者にとってもメリットが多い。特に今年は「全国旅行支援」を利用される方や物価高騰のため、でき得る限り、不要な出費は避けたいところ。こういったセールを活用し、少しでも「欲しいもの」「必要なもの」を安く購入していただきたいと思う。

 筆者も各企業のブラックフライデーのサイトで対象商品の一例を見ていると「あれも、これも必要・・・」と、ついつい「購入の言い訳」をつくってしまう。購入したが「あまり使わなかった」「思った商品でなかった」という後悔がないよう、十分に検討してから購入するのが、結局、一番お得な買い物だと言えるだろう。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)


■Profile
堀田泰希
1962年生まれ。大手家電量販企業に幹部職として勤務。2007年11月、堀田経営コンサルティング事務所を個人創業。大手家電メーカー、専門メーカー、家電量販企業で実施している社内研修はその実戦的内容から評価が高い。
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