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【記者のひとこと】ベストプラクティス提供で、負担を軽減

コラム

2022/11/01 10:00

 アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSジャパン)は、金融機関に求められる機能をテンプレート化した「金融リファレンスアーキテクチャ 日本版」を提供しています。これを用いることで、金融情報システムセンター(FISC)が定める安全対策基準のガイドライン「FISC安全対策基準(第10版)」に準拠しているか参照できる点などが特徴となります。

 金融機関のワークロードは、業種の特性上、セキュリティなどの面で高い水準が担保されている必要がありますが、そうしたシステムを実装するには莫大な手間やコストがかかります。「金融リファレンスアーキテクチャ 日本版」はAWSのアーキテクチャをテンプレート化し、ベストプラクティスを提供することで、負担を軽減できるとしています。

 同ソリューションの一般提供に先立ってプレビューに参加したパートナー企業によれば、これまで金融機関がAWSのようなクラウドサービスを使うにあたり、準拠すべきルールは明確でしたが、ルール準拠を実現するために求められるシステム構築の方法については、情報が少なかったようです。今後、AWSには、ユーザーやパートナーのケーススタディを取りまとめ、公開していく役割も期待されることになるでしょう。(大畑直悠)

【記事はこちら】
AWSジャパンの金融機関向けソリューション、ワークロード実装の負担を軽減