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【記者のひとこと】海外企業の買収は収支だけでは語れない

コラム

2022/09/22 10:00

 NTT西日本の森林正彰社長は、NTTに入社してからの38年間のうち、実に半分の19年を米国や香港、英国で勤務してきたNTTグループきっての“国際派”です。

 森林社長の海外での仕事が本格化したのは、当時、米国で飛ぶ鳥を落とす勢いだったインターネット接続プロバイダーのヴェリオとの提携した98年ごろ。しかし、その後ヴェリオの買収に成功するもののビジネス的には苦戦したといいます。

 一方で「今、NTTグループが世界トップ5に入る国際的なIPバックボーン(基幹回線)を持つまで成長できたのはヴェリオ買収がきっかけだった」と、技術やノウハウはしっかり引き継げたと森林社長は振り返ります。

 NTT西日本は、これまでの海外ビジネスの知見を生かし、西日本発で世界に向けたイノベーションを起こしていく方針です。(安藤章司)

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地域ITビジネスのプラットフォーム化を推進 NTT西日本 代表取締役社長/社長執行役員 森林正彰