• ホーム
  • トレンド
  • ノートPCのコロナ特需反動続く、上位陣で唯一前年を超えたメーカーは?

ノートPCのコロナ特需反動続く、上位陣で唯一前年を超えたメーカーは?

 全国の家電量販店やECショップのPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2021年11月のノートPCの販売台数は前年同月比88.8%にとどまった。Windows 11リリースなどのトピックはあるものの、コロナ特需で大きく販売台数が伸びた反動が続いている。年末商戦や新生活を前にした買い控えとみることもできそうだ。


 メーカー別でも軒並み前年を下回るなか、上位5社で唯一前年を上回ったのがASUSだ。販売台数は前年同月に比べて125.4%と好調で、メーカー別シェアはNECと富士通に次ぐ3位にランクアップしている。トップ争いでは、夏以降、富士通がじわじわとシェアを上げており、NECとの差を詰めている状況だ。
 

 シリーズ別の販売台数シェアランキングでは、アップルの「MacBook Air Retina(2020)」が首位。NECの「LAVIE N15 N1565/AA」が追う展開。注目したいのは各シリーズのCPUで、上位10シリーズのうち、インテル製が3シリーズ、AMD製が4シリーズ、アップル製が3シリーズとなっていることだ。年末商戦ではこちらの裏のシェア争いからも目が離せない。(BCN・大蔵 大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。