【記者のひとこと】「見える化」される選挙予測

コラム

2021/10/27 10:00

 衆院選真っただ中ということで、選挙の話題を少し。昔、ある地方自治体の首長がこんなことを話していました。「選挙活動で握手するでしょ。あれでね、私わかるんです。『あぁ、この人、私に投票してくれるな』って」と。

 さてさて、その真偽については、選挙活動をしたことがないのでなんとも言えませんが、何百人、何千人と握手をしていると、そのような境地にたどり着けるのかもしれません。

 ビッグデータやAIを活用して、選挙結果を予測・分析しようとする試みが盛んになっています。投票行動の背景には、年齢や性別、職業、収入などさまざまなデータが隠れています。多様な要因を重ね合わせることで、動向が読み解けるということでしょう。

 経験と勘、信頼に基づく情報収集に裏打ちされた「票読み」いうのも選挙予測にはつきものですが、いずれはデジタルデータを活用していく手法が主流となり、選挙予測はどんどんと「見える化」されていく可能性もあります。

 冒頭の握手の件だって、手袋につけたデバイスで汗や温度、力の入れ具合を測定し、エッジで処理して分析すれば、投票の有無が判別できるなんてこともありえます。でも、そうなったら、政治家と握手するのはちょっと嫌ですね。(藤岡堯)

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