【記者のひとこと】現場で求められるのは「分かりやすさ」
小売業のIT活用があちこちで話題になっていますが、中でもITに積極的な企業として知られるのが、福岡に本社をおくディスカウントストアのトライアルグループです。先日、同社の関東初のスマート店舗「スーパーセンタートライアル長沼店」が千葉市にオープンしたというので、週末の休みの日に訪問してみました。
目玉は、ショッピングカートにPOSレジを搭載した「レジカート」で、商品をカゴに入れる都度バーコードをスキャンすればレジ待ちの行列に並ぶことなく、専用ゲートを通過するだけで会計が完了すること。今はゲートで店員による簡単なチェックがありますが、将来的には完全スルーでの会計を目指しているとのことです。
システムにも感銘を受けましたが、それ以上に驚いたのが、お店による使い方の説明がとても分かりやすく、高齢のお客さんもレジカートに興味津々だったこと。店員さんも多くは、“パートのお母さん”然としたITのイメージから遠い方々がほとんどでしたが、オープン直後にもかかわらずシステムを使いこなしている様子でした。
週刊BCNでもバックエンドを中心に小売りを支えるITの話題を取材してきましたが、それらを顧客や店員が触れるフロントエンドへとつなぎ込む際には、機能自体もさることながら、「分かりやすさ」が成功のカギを握るように感じました。(日高 彰)
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システムにも感銘を受けましたが、それ以上に驚いたのが、お店による使い方の説明がとても分かりやすく、高齢のお客さんもレジカートに興味津々だったこと。店員さんも多くは、“パートのお母さん”然としたITのイメージから遠い方々がほとんどでしたが、オープン直後にもかかわらずシステムを使いこなしている様子でした。
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