予算達成率、対前年同期比、予算実績差異など、事業の業績を確認したいときは、基幹業務システムにアクセスすれば、たちどころに数字を得ることができます。しかし、「この商談成立の決め手となった提案は?」「この商品の原価率が悪化した原因は?」といった疑問が生まれたとき、基幹業務システムの中にあるデータをいくら見ても、答えにはたどり着きません。

 どのように業務が行われてこのような数字につながったのか。当時の状況を知るには、顧客とやりとりしたメールや、プレゼンに使用した資料といった、基幹システムの外側にある情報がしばしば必要になります。しかし、これらの情報はきちんとデータベース化されていないことがほとんど。1枚の資料を見つける、ファイルサーバーにあるあちこちのフォルダーにアクセスして時間を浪費したというケースも多いと思います。

 情報管理ソリューションを提供するオープンテキスト日本法人の反町浩一郎社長によると、「ホワイトカラーは業務時間の約25%を情報の検索に費やしている」という調査結果があるといいます。データ活用が企業の競争力を大きく左右するといわれる時代、業務アプリケーションとそれ以外のデータをどのように結びつけるかが大きなテーマになりそうです。(日高 彰)

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