「ガントチャート」はプロジェクトを管理する上で典型的な可視化方式です。1910年代ごろに考案された歴史ある工程管理表ですが、IT業界では最近、その重要性が低下していると聞きます。ある新興のプロジェクト管理ツールでは基本の表示形式が「カンバン」方式で、新機能としてガントチャートが追加されているものもありました。その要因には、開発手法の主流がアジャイルへとシフトしていて、大規模で長期的かつ期間が厳格に決められたプロジェクトが減ってきたのもあるかもしれません。

 とはいえ、そういったウォーターフォールのプロジェクトがなくなったわけではありません。プロジェクトマネージャーからしても俯瞰的に状況を把握したいというニーズはあるでしょう。先日、プロジェクト管理ツールグローバル大手の米Wrikeが日本法人を立ち上げましたが、そのユーザーであるカシオ計算機は「アジャイルとウォーターフォールの二つの開発手法に対応している」ことを導入の理由に挙げました。二つの開発手法をいいとこ取りできるUIが、Wrikeが提供するプロジェクト管理ツールの強みの一つになっているようです。(銭君毅)

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