ビックカメラは、2019年春に「ビックカメラ町田小田急店(仮称)」をオープンすると発表した。現在、13年ぶりの全館リニューアル工事を行っている小田急百貨店町田店の7階・8階に、同百貨店のグランドオープンに合わせ、テナントとして出店。店舗の詳細は、決定次第、改めて知らせるという。

ビックカメラが出店する「小田急百貨店町田店」の外観

ヨドバシVSビック 神奈川県民に支持されるのは?

 東京都町田市は人口約43万人で、政令指定都市の神奈川県横浜市、川崎市、相模原市に隣接する。小田急百貨店町田店が直結する小田急町田駅は、小田急線では新宿に次ぐ乗降客数を誇り、老舗デパートの小田急百貨店への出店は、新宿ハルク(新宿西口店)に続く2店舗目となる。「ビックカメラ町田小田急店(仮称)」の売場面積は2フロアで約4700m2。

 ビックカメラは、隣駅の相模大野駅前にも出店しており、ビックカメラグループとしては、市内にビックカメラセレクト町田店、ソフマップ町田店を出店している。さらに駅直結の好立地に新たに出店し、近隣店舗との補完関係を強化していく。

 町田には、すでに強力な競合店舗がある。小田急町田駅から徒歩で5分ほど離れたJR町田駅南口から徒歩1分に位置する、地下1階~4階の大型店「ヨドバシカメラ マルチメディア町田」だ。ヨドバシ町田は、珍しい専用駐車場完備の都市型店舗として、フロア面積の広さに加え、東京都町田市と相模原市との県境に建物が建っている関係で、駐車場を走行すると、自治体の境界線を越えるたびに、カーナビの音声がエリア名を連呼してうるさいというネタでも有名だ。
 
「ヨドバシカメラ マルチメディア町田」とビックカメラがテナントとして入る
「小田急百貨店町田店」は距離はそう遠くない(Google マップより)

 両社がともに出店しているエリアは、新宿(西口・東口)、横浜、川崎、京都など、かなり多い。今回の町田の場合、JRと小田急の2つの駅で商圏が分かれており、「対決」はチラシ上だけにとどまり、実際には顧客の奪い合いにはならないかもしれないが、カメラ系家電量販店の新たな対決エリアとして要注目だ。(BCN・嵯峨野 芙美)