大手旅行会社のJTBが7月5日に発表したアンケートでは、今年の夏休み(7月15日~8月31日)に海外に旅行する人の数は、調査比較できる2000年以来、過去最高の283万人(前年比4.1%増)になると推計した。大勢の人が海外に行く際に注意したいのが、普段使ってるドライヤーやシェーバー、スマートフォンやPCなどの海外での電圧の違いだ。

電源アダプターの電圧の確認を忘れずに。写真はiPadの純正アダプター

 BCNは中国に上海支局があり、研修で海外に初めて行くという新入社員が現地で戸惑うのが、日常で使っている家電のプラグをコンセントに挿していいのかどうか。日本の電圧が100Vなのに対し、中国は220Vと高いので、そのまま挿すと故障してしまうのではないかと。

 答えは、挿しても大丈夫な製品と、そうでない製品がある。例えば、ノートPCやスマートフォンの多くは、世界中で使える仕様になっている。そのことは、とても小さな文字で見づらいが、純正の電源アダプターに印字されている「100V-240V」の文字で判別できる。240Vとあるのは、欧州に多い240Vにも対応しているという意味だ。

 実際、タブレット端末のiPadやデルのノートPC、オリンパスのデジタルカメラの純正電源アダプターを見ると、「100V-240V」の印字が確認できる。シェーバーなどの充電用アダプターにも「100V-240V」の表記があれば問題なく使える。
 
デルのノートPC(左)とオリンパスのデジタルカメラのメーカー純正電源アダプター

 ただし、メーカー純正ではない、100円ショップなどのUBS電源アダプターには「100V」としか記載されていないものもあるので要注意だ。海外で使った場合、本体が壊れる可能性が高い。

 一方、海外の電圧に対応していないケースで多いのがドライヤーやヘアアイロンだ。国ごとの電圧に合わせて風量などのパワーを調整しているためとされる。取扱説明書などの「電圧」の項目をチェックしてみて、「100V」と記載されていたら、海外に持っていくのは避けよう。
 
ドライヤーやヘアアイロンは「100V」のみのケースが多いので注意

 もちろん、「100V」にしか対応してなくても、少しに荷物は重くなるが、変圧器を別途購入すれば問題なく使える。

 また最近では、ドライヤーやヘアアイロンにも海外対応のものがある。例えば、パナソニックの「ヘアドライヤー ナノケア EH-NA59」は国内でも海外でも使える両用モデル。電圧切り替えボタンを「200-240V」にすれば海外でも使える。
 
パナソニックの「ヘアドライヤー ナノケア EH-NA59」は海外両用モデル

 ドライヤーやヘアアイロンは普段使い慣れたものを海外でも使いたいという女性も多いだろうから、「電圧」のチェックは忘れずにしよう。お気に入りの高価なドライヤーを海外で壊してしまったら、せっかくの旅で盛り上がった気分も台無しになってしまう。

 最後に、世界には電源プラグが9種類もあるので、行き先の国に合った変換プラグを持っていくことも忘れないようにしよう。