2010年代のアイドル業界の隆盛は「アイドル戦国時代」といわれています。振り返ると、10年代の前半は「AKB48」をはじめとする「48グループ」や「ももいろクローバーZ」の人気が絶大で、当時はまだ学生でアイドルに大して詳しくなかった(今でも詳しくないですが)私も、よく友人とこうしたアイドルグループの話題に花を咲かせたり、カラオケで歌ったりしていました。しかし人気は次第に移り変わり、今では48グループよりも「乃木坂46」「欅坂46」など「坂道シリーズ」の方がエンタメ界を賑わせています。

 ところで、「仮想通貨少女」というアイドルグループをご存じでしょうか?「星座百景」というアイドルグループから派生して今年誕生したユニットです。文字通り「仮想通貨」というアイドルグループとしては、インパクトのあるコンセプトを掲げていることから、いわゆる“地下アイドル”ながら度々メディアで取り上げられています。私もどこかで耳にする機会があって、「何このグループ? 」と最初は思ったのですが、楽曲を聞いてみると本当に仮想通貨やブロックチェーンなどのことばかりで、楽曲としてのよさに加えて勉強にもなり、大変引き込まれてしまいました。

 仮想通貨少女は、先日開催された日本マイクロソフトの技術イベント「de:code」にもゲスト登壇しており、IT業界での認知度も高まったかも。最近はアイドルグループで人気メンバーの卒業が続き、一部ではアイドル戦国時代の終焉も囁かれるなど、何となく寂しい思いがありますが、一方で、新たなアイドルがまた話題をつくっていくというのもうれしいもの。ここまでごちゃごちゃと書いてしまいましたが、時代の変遷といいますか、こうしたアイドル業界の流れはトレンドの移り変わりが激しく新たな技術が現れては消えてゆく(あるいは浸透していく)IT業界と似たものがあるなあ、と感じました。(前田幸慧)

【関連記事はこちら】
NSW、「CityVision」をde:code 2018に画像分析ソリューションとして提供
中国のシェアサイクル大手がブロックチェーン研究機関を設立
ブロックチェーンが消滅可能性都市を救う? テクノロジー・ドリブンで地方創生
<KeyPerson>bitFlyer 代表取締役 加納裕三