必要性を感じながらも、キャッシュレス決済の導入に二の足を踏む店舗は多い。リクルートライフスタイルの0円でカンタンに使えるPOSレジアプリ「Airレジ」と、連携して使える決済サービス「Airペイ」を利用すれば、現場の負担を増やすことなく、中小規模の店舗でも簡単にクレジットカードや電子マネーを導入できるという。Airレジ・Airペイによるスマートな店舗のあり方を探った。

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「Airレジ」と「Airペイ」でスマートなレジ環境を実現したBOOK LAB TOKYO(東京・渋谷)

 現金決済が好まれてきた日本でも、電子マネーの普及によってキャッシュレス決済の利用が徐々に拡大している。また、爆買い現象は終息しつつあるとはいえ、外国人観光客は増加の一途をたどっており、その買い物需要を取り込むためにも、店舗ではクレジットカードへの対応が急務となっている。

 しかし、キャッシュレスニーズの高まりに比べ、店側の対応スピードは遅れている。特に中小規模の店舗では、現金での支払いしか受け付けていないケースはまだまだ多い。

 店舗がキャッシュレス決済の導入に踏みとどまる代表的な理由としては、決済業者に支払う手数料が考えられるが、それだけではない。例えば、決済端末の問題がある。キャッシュレス決済に対応した店では、カードを読み取る端末がレジの横に置かれており、場合によっては複数台におよぶ。1台10万円前後の初期費用が大きな負担となるほか、レジ周辺のスペースに余裕がない小規模店では、端末の設置が物理的に困難なこともある。

 また、それに関連して“人”の問題もある。端末ごとに決済オペレーションが異なると、新しい決済手段に対応する度に従業員は操作を覚えなければならず、会計列の停滞につながりかねない。決済業者ごとに取引契約を結ぶ手間なども、日々の店舗運営に忙しいオーナーや店長にとっては導入の障壁となる。

カードも電子マネーも1端末で決済可能

 このような課題を解決するのが、リクルートライフスタイルの「Airペイ」だ。Airペイは、iPadまたはiPhoneと専用のカードリーダー1台を設置するだけで、クレジットカードに加え、主要な電子マネーやApple Payに対応できる決済サービスである。同社が提供している、0円でカンタンに使えるPOSレジアプリ「Airレジ」と組み合わせることで、Airレジの画面からワンタッチでのカード決済が行えるほか、Airペイ単体での導入も可能だ。

 東京・渋谷で昨年6月にオープンした、コーヒースタンドを併設する新刊書店、BOOK LAB TOKYOは、AirレジとAirペイを合わせて導入。現金のほかクレジットカード、電子マネー、Apple Payでの決済に対応しているが、会計を行うカウンターの上にはiPadと小さなレシートプリンタ、カードリーダーが置かれているだけだ。従来型のレジでこれだけの決済手段に対応した場合、カウンター上は決済端末やケーブル類が入り交じり、せっかくの開放感ある店内デザインも台無しだっただろう。
 
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シンプルな「Airレジ」は店舗インテリアにもマッチする

 また、見た目がシンプルになるというだけでなく、レジでの業務自体も簡単かつスムーズに行えるのがポイントだ。店員には学生アルバイトも多く、人の入れ代わりの度に操作の説明をするのは、それだけでもかなりの負担。同店では複数のサービスを比較したが、試用してみて、説明書なしでもすぐに使い方を理解できたことが、Airレジ・Airペイ導入の決め手になったという。また、Airペイは決済端末が1万9800円と安く、月額の固定費用は不要。決済手数料も業界最安水準の3.24%からのため、コスト面でも導入のハードルは低かった。
 
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既にiPadかiPhoneがあれば、専用カードリーダー1台を導入するだけでキャッシュレス決済に対応できる

 BOOK LAB TOKYOでは既に全会計の約20%がAirペイを利用したキャッシュレス決済となっている。Airレジの機能で売り上げを分析したところ、カード決済の客単価は現金決済に比べ高いことがわかり、収益面での直接的なメリットも感じているという。

 買い物客としては、支払いの段階になってカードが使えないことがわかると残念な気持ちになるものだが、販売機会逸失のおそれがある店側にとって、顧客に「当店は現金のみでして……」と伝える場面のストレスはより切実だ。現場に負担をかけることなくレジ業務を効率化し、主要なキャッシュレス決済手段をカバーできるAirレジ・Airペイなら、追加コストなしで顧客層を拡大できる。人手不足がより深刻化する中、店舗が新たな挑戦をするためのツールとして要注目の存在だ。