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スマートフォンをなくした! 盗まれた! そのとき「McAfee WaveSecure」がデータを守る

特集

2011/06/20 10:27

 一般の携帯電話からスマートフォンに持ち変えて、重要なデータを保存するようになった人にとって、自分のスマートフォンの紛失や盗難は大きな痛手だ。データがなくなってしまうだけでなく、個人情報を悪用されるのが恐ろしい。そんな心配をぬぐい去るために、マカフィーは、スマートフォンのデータを保護するセキュリティサービス「McAfee WaveSecure」を5月23日から提供している。実際に操作しながら、そのメリットを探った。

「McAfee WaveSecure」のメイン画面

 「McAfee WaveSecure」は、昨年、モバイルセキュリティを主力事業に据えるシンガポールのテンキューブをマカフィーが買収したことで実現したサービス。AndroidやBlackBerry、Symbian、Windows Mobile、J2MEなどのOSに対応し、Android搭載タブレット向けのタブレット版の提供も計画している。

 CSB事業本部の小川禎紹コンシューマプロダクトマーケティングシニアマネージャーは、サービス立ち上げの背景を、「重要なデータを入るスマートフォンだが、いつも持ち歩くものだけに、紛失の可能性がある。また、第三者にデータを見られないようにするためにどうすればいいか困っている人が多い」と説明する。

小川禎紹シニアマネージャー

 入手方法は、Androidであれば、Androidアプリのダウンロードサイト「Android Market」から。価格は19.90ドルで、7月には日本円で購入が可能になる予定だ。

 設定方法は、まず「+81(日本の国番号)」に携帯電話番号の最初の「0」を取って入力する。この81から始まる番号が「User Name」になる。次に、「友人の追加/編集」で友人や家族、2台のスマートフォンを持っている人はその番号を入力。最後に、「6桁のMcAfee WaveSecure PIN番号を作成」で任意の番号6桁を2回入力して登録すれば完了だ。

 「McAfee WaveSecure」を導入する最大のメリットは、スマートフォンが紛失したり盗まれたりした場合に、ウェブベースのマネジメントコンソールから遠隔操作ができること。「なじみの深いウェブコンソールで使いやすさを追求した」(小川シニアマネージャー)という。そのウェブコンソールを使って位置検索で、スマートフォンが今どこにあるのかをリモートで特定することができるのだ。

ウェブベースのマネジメントコンソールの画面

 また、なくしたときに、他人がスマートフォンを操作できないように自動的にロックをかけることもできる。スマートフォンを戻してもらうようにメッセージを表示したり、悪用されないようにアラームを鳴らしたりする機能も搭載。端末のデータ消去もできる。

スマートフォンを遠隔から自動的にロック

 また、SMSや連絡先、通話記録や重要な個人情報、写真や動画などのデータをウェブコンソールにバックアップする機能をもつ。バックアップしたデータは、必要なときにウェブブラウザからアクセスでき、スマートフォンに再びデータを入れ直すリストアも簡単だ。

バックアップの画面(左)とリストアの画面

 さらに、ウェブベースの地図機能で、スマートフォンの位置を特定することができる。新しいSIMカードが挿入されている場合には、「友人の追加/編集」で追加した端末から、なくした端末を持っている人に連絡することもできる。

 小川シニアマネージャーは、「スマートフォンの利用者が増えているなかで、利用者が抱える問題を払拭することがセキュリティメーカーの使命」という。現在、7日間の無料トライアル版を提供しているので、試してみてはいかがだろうか。(BCN・佐相彰彦)