「サブチャンネルに気付かず録画失敗!」を防ぐには

時事ネタ

2021/08/03 19:00

 テレビでスポーツ番組を録画したけど、後から再生したときに試合の途中がすっぽり抜け落ちていたという経験はないだろうか。電子番組表(EPG)で録画予約する際に、サブチャンネルの存在に気付かず設定してしまったことが原因として考えられる。EPGにサブチャンネルがあらかじめ表示されていればこんな失敗は起きないのだろうが、表示されないことが多いので注意しよう。

テレビの電子番組表(EPG)の例(イメージ)

 例えば、図のようにNHK総合でサッカーを録画する場合、サブチャンネルの存在に気付かずに16時00分~16時50分と17時30分~19時00分の二つの時間帯の録画予約をして安心すると失敗する。

 実は、ニュースの時間帯にもEPGに表示されていないサブチャンネルでサッカーの試合が放送されている。このサブチャンネルの録画予約をしていないため、後から再生したときに、その時間帯の試合内容がごっそり抜けることになるのだ。

 失敗を防ぐには、サブチャンネルを録画予約すればいい。具体的には、リモコンで録画予約の詳細画面に入り、サブチャンネルの「012」(NHKの場合)と16時50分~17時30分の時間帯を予約設定すればいいのだ。

 リアルタイムで視聴していれば、16時55分ごろにサブチャンネルに移行することが説明されるため、それに従ってリモコンのカラーボタンを押したり、「012」のチャンネル番号を直接入力したりして切り替えることができる。しかし、録画予約をする際はこのことに気付きにくく、結果的に録画をし損ねてしまう。

 高校野球などでは試合時間が延長した場合、NHK総合からEテレに切り替えるパターンがよくあるが、サブチャンネルはそれとは異なるので注意したい。

 そもそもサブチャンネルには、同じ時間帯に複数の番組が放送できる「マルチ編成」という機能が使われている。一つのチャンネルでメインとサブの2チャンネルを同時に放送できることから、サブの方をサブチャンネルと呼ぶ。

 メインチャンネルからサブチャンネルへの切り替えは、「リモコンの上下ボタンを押す」「3桁のチャンネル番号を直接入力する」「リモコンのカラーボタンを押す」などの方法がある。

 ただし、3桁のチャンネル番号を直接入力する際は、最初の「0」ボタンがリモコンにないことで慌てないようにしよう。リモコンの「10」が「0」を兼ね備えているので、「10」を押せばいい。「10」ボタンをよく見ると「10/0」などと表示されていることに気付くはず。

 少し厄介なサブチャンネルだが、操作に慣れてしまえば録り逃しや録画の失敗を防ぐことができる。(BCN・細田 立圭志)