8割が勤務先で副業が認められていない、20代の意識調査

データ

2020/12/03 08:00

 学情は12月2日、20代の仕事観や転職意識をひもとくために実施した「勤務先で副業が認められているか」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は、学情が運営する20代専門の転職サイト「Re就活」への来訪者に対して、11月12~24日の期間に行われ、476人から有効回答を得ている。

副業が認められている勤務先は17.6%にとどまる

 調査対象者に、自身が勤務する会社で副業が認められているかを尋ねたところ、「コロナ前(2020年1月以前)から認められていた」という回答が14.9%、「コロナ禍(2020年2月以降)で認められた」が2.7%で、「勤務先で副業が認められている」という20代は17.6%と2割に満たなかった。なお、「認められているか知らない」という回答も33.2%に達している。
 
副業を認めている企業は「柔軟な働き方ができそう」
「休業時などに給与が保証されなくなりそう」というイメージ

 副業を認めている企業に持つイメージを尋ねた質問(複数回答)では、「柔軟な働き方ができそう」(72.5%)が最も多く、「休業時などに給与が保証されなくなりそう」(18.3%)が続いた。
 
副業に対してハードルが高そうなイメージを持つ20代が多い

 副業に対するイメージ(複数回答)については、「納税などの手続きが複雑になりそう」(51.3%)、「収入を増やすことができそう」(51.7%)、「本業への影響がないか不安」(40.3%)、「本業と副業で、仕事以外の時間を確保できるか不安」(34.2%)、「どのような副業があるか分からない」(27.3%)といった、副業に対してハードルの高さを感じている回答が多く寄せられている。
 
20代の半数以上が「副業したい」と回答

 勤務先が副業を認めていたら、副業をしたいかを尋ねたところ、「副業したい」が28.4%、「どちらかと言えば副業したい」が28.0%と、20代の半数超が副業をしたいと考えていることが分かった。