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ドコモとみずほ銀行、ユーシーカード 「dカード」運営などで業務連携を強化

経営戦略

2020/03/30 17:00

 NTTドコモとみずほ銀行、みずほ銀行の連結子会社であるユーシーカードは3月27日、業務連携の一層の強化について合意書を締結したと発表した。

ドコモが保有するユーシーカードの全株式をみずほ銀行に売却する

 3社は2006年に業務・資本提携を行い、15年11月にDCMXから名称変更したドコモのクレジットカード「dカード」の契約数は1200万を突破し、取扱高も順調に拡大するなど提携当初の狙いを達成。その一方、キャッシュレス化の急伸、スマートフォンの急速な普及など3社を取り巻く業務環境は大きく変化していることから、dカードの運営とiDでの連携強化で、業務連携体制の強化を決定した。

 資本提携は見直し、ドコモが保有するユーシーカードの全株式をみずほ銀行に3月31日に売却し、みずほ銀行は、ユーシーカードの発行済株式を100%保有する。
 
電子マネー「iD」も使える「dカード/dカード GOLD」

 dカード/dカード GOLDは、チャージ不要の後払い電子マネー「iD」を搭載し、さらにdポイントカードを兼ねた一体型クレジットカードとなっており、店頭の決済用端末にカードをかざすだけで、キャッシュレスで支払うことができる。

 シルバーカラーのdカードは、前年度に1度以上利用すれば年会費は無料だったが、19年秋には年会費が永年無料となった。ゴールドカラーのdカード GOLDは、税別1万円の年会費がかかるが、「dカードケータイ補償」「お買い物あんしん保険(年間300万円まで)」「海外・国外旅行損害保険」など、さまざまな特典が付く。

 なお、20年4月1日申込分からdカード GOLDの新規入会・利用特典を一新。合計1万ポイントを上限に、dポイントで利用金額の25%を還元する。