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「Windows 7」サポート終了後もPC好調、1月第4週は前年比148.3%

 【BCN速報値】1月14日にWindows 7の延長サポートが終了した後もPCの販売台数は好調に推移している。全国の主要家電量販店ネットショップPOSデータを集計した「BCNランキング」の速報値によると、1月第3週(1月20~26日)のデスクトップとノートを合算したPC販売台数は前年同週比148.3%となった。前週(209.1%)から60.8ポイントダウンしたものの依然として伸び率は高い水準にある。


 PC市場では、昨年10月の消費増税と今年1月の延長サポート終了の二つのイベントに向けた駆け込み需要が発生した。19年9月第4週に前年同週比で237.1%を記録した後、1月第3週は209.1%と再び需要が盛り上がった。

 1月第4週の148.3%という伸び率は、前回の14年4月に実施されたWindows XPの延長サポート終了時の駆け込み需要のピークだった148.9%と同じくらいに高い水準だ。これは、ニュースなどを見てサポート終了を初めて知ったユーザーが、買い替えに動き出したためとみられる。

 今後は本格的な反動減に入っていくと見られるが、1月第5週(1月27~2月2日)はどこまで落ち込むのだろうか。BCN総研の木下智裕部長は「週を追って勢いは弱まってきたが、まだ前年は上回りそう。1月第5週は前年比で120%程度になるのではないか」と予想する。増税直後よりも、落ち込みは緩やかになりそうだ。(BCN・細田 立圭志)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店ネットショップからPOSデータを通じてスマートフォンデジタルカメラ4Kテレビなどの販売台数・金額データを毎日収集・集計しているデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。