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プログラミング教育を学んでみたい小中学生は約8割、MMD研究所の調査

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2020/01/15 17:07

 MMD研究所は、10歳から15歳のスマートフォン(スマホ)を所有する小学生と中学生の男女435人、小学生もしくは中学生の子どもを持つ母親501人を対象に、19年10月29日から11月13日の期間で「2020年1月 小中学生のプログラミング教育に関する意識調査」を実施した。その結果、小中学生の約8割がプログラミング教育を学んでみたいという結果になった。


 テスティーのスマホアンケートアプリによる共同調査で、今回で第10弾となる。小中学生にプログラミング教育が必修科目になることを知っているか聞いたところ、「知っている」という回答は小学生(n=174)が51.7%、中学生(n=261)が55.2%と、半数以上が認知している結果となった。

 これを小中学生の母親に聞いたところ、「知っている」という回答は、小学生の母親(n=187)が73.8%、中学生の母親(n=314)が66.9%と、子どもよりも認知が高いことが分かった。

 続いて、プログラミング教育が必修科目になることを「知っている」と回答した人に、どの程度知っているか聞いたところ、「内容を知っている」「なんとなく内容を知っている」と回答したのは、小学生(n=90)が63.3%、中学生(n=144)が52.8%となり、小学生の方が内容を知っているという回答が多かったという。
 

 これを小中学生の母親に聞いてみたところ、「内容を知っている」「なんとなく内容を知っている」と回答したのは小学生の母親(n=138)が42.8%、中学生の母親(n=210)が44.8%となり、必修化の認知は母親の方が高く、内容に関する認知は子どもの方が高かった。

 次に、プログラミング教育が必要だと思うか聞いたところ、「必要だと思う」と回答したのは小学生(n=174)が80.5%、中学生(n=261)が72.8%、「必要だと思わない」と回答したのは小学生(n=174)が4.6%、中学生(n=261)が12.6%となり、小学生の方がよりプログラミング教育に対する意識が高いことが分かった。
 

 続いて、プログラミング教育を学んでみたいか聞いたところ、「学んでみたい」という回答は小学生(n=174)が83.9%、中学生(n=261)が76.7%となり、約8割の小中学生がプログラミング教育に対して興味があることが明らかになった。

 小中学生の母親には、自分の子どもにプログラミング教育を学んでほしいと思うか聞いたところ、「学んでほしい」という回答は小学生の母親(n=187)が78.6%、中学生の母親(n=314)が78.4%となり、子どもに対する教育意識が浮き彫りになる結果となった。

 学校以外でプログラミングを学んでいるか聞いたところ(複数回答可)小学生(n=174)の65.5%、中学生(n=261)の83.1%が「学んでいない」と回答した。「学んでいる」という回答のなかで最も多い学習方法は「家族に教えてもらっている」が小中学生ともに最も多かった。

 プログラミング教育を学校以外で学んでいないと回答した人に、プログラミング教育を学校以外で学びたいか聞いたところ(複数回答可)、学校以外でも学びたいと思っているのは小学生(n=114)の67.5%、中学生(n=217)の51.2%という結果となり、「家族に教わりたい」という回答が最も多い結果となった。

 これを小中学生の母親に聞いたところ、学校以外でも学ばせたいと思っているのは小学生の母親(n=123)が60.2%、中学生の母親(n=201)が55.2%となった。

 さらに、小中学生の母親に自分の子どもに対してパソコンの使い方を教えることができるか聞いたところ、「教えることができる」という回答は小学生の母親(n=187)が49.2%、中学生の母親(n=314)が42.0%となり、子どもに対してパソコンの使い方を教える自信をもっている母親は5割に満たない結果となった。