保険証にも使える!マイナンバーカードでできること

暮らし

2023/04/06 14:45

 マイナンバーが記載された顔写真付のカード「マイナンバーカード」。総務省が実施している、選んだキャッシュレス決済サービスに応じて最大2万円相当のポイントがもらえる「マイナポイント第2弾」のマイナポイント付与の条件が「2023年2月28日までにマイナンバーカードの交付を申請した人」ということで、申し込んだ人も多いのではないでしょうか。ただ、まだ申し込んでいない人のために、本記事では健康保険証としても使えるなど、「マイナンバーカードでできること」について紹介します。

マイナンバーカードとは?

 マイナンバーカードは、プラスチック製のICチップ付きカードで券面に氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバーと本人の顔写真などが表示されます。本人確認のための身分証明書として利用できるほか、自治体サービス、e-Taxといった電子証明書を利用した電子申請など、さまざまなサービスにも利用できます。

 マイナンバー制度導入後、就職、転職、出産育児、病気、年金受給、災害など、多くの場面で個人番号の提示が必要となっています。マイナンバーカードがあれば、1枚で番号確認と本人確認が可能となり、複数の確認書類がいらなくなります。

マイナンバーカードでできること

 ここでは、マイナンバーカードで実現できるメリットを紹介します。

1.本人確認(対面)

 顔写真付きの本人確認書類として利用できます。市町村では厳格な本人確認を行っていますので、確実に本人であるという証。しかも顔写真があるので、なりすましができません。マイナンバーカードを持っていれば、公私ともに本人確認が可能となります。

2.本人確認(オンライン)

 インターネットを通じて、どこからでも安全・確実に本人を証明することができます。電子証明書を使って、全国のコンビニで住民票の写しなどを受け取れるほか、口座開設などの大切な手続も、どこからでも安全に行うことができます。

3.コンビニエンスストアなどにおける証明書などの自動交付

 全国のコンビニで住民票の写しなどの証明書を受け取れます。では実際に証明書を取得する方法を紹介しましょう。

 まず最初に、店舗に設置されているキオスク端末(マルチコピー機)の画面に表示されている「行政サービス」ボタンを押すと、利用開始となります。
 
端末の画面イメージ

 その後、利用上の同意事項が表示されますので、「同意する」を選択して進むと各種証明書を取得することができます。

4.健康保険証として

 手続きを行えば、マイナンバーカードを健康保険証として利用できます。例えば通院している際、「受け付けでは顔認証で自動化」「正確なデータに基づく診療・薬の処方が受けられる」「窓口での限度額以上の医療費の一時支払いが不要」などのメリットがあります。そのほか、特定検診や薬の情報を行政手続のオンライン窓口「マイナポータル」で閲覧できるというメリットもあります。
 
マイナンバーカードのメリット

マイナンバーカードの今後

 今後は、マイナンバーカードによって海外からのインターネット投票も可能になるほか、AIなどのさまざまな技術の活用も注目を集めています。将来的には、窓口のAI端末にカードをかざし、本人情報の自動入力やAIとの対話によるスムーズな行政手続などに期待がかかっています。