• ホーム
  • トレンド
  • GWは越谷レイクタウンにオープンした“売らない店舗”のb8taに行こう!

GWは越谷レイクタウンにオープンした“売らない店舗”のb8taに行こう!

経営戦略

2022/04/28 19:00

 体験型ストア「b8ta(ベータ)」は4月27日、新宿、有楽町、渋谷に次ぐ4店舗目となる「b8ta Koshigaya Laketown」をオープンした。場所は埼玉県越谷市のイオンレイクタウン2階KAZEで、越谷レイクタウン駅からエントランスを入ってすぐの区画。同店を運営するb8ta Japanにとって、東京以外では初の郊外型店舗となる。

駅前のエスカレーターで2階に上がり、エントランスを抜けた右手がb8ta。
手前は同日オープンのスターバックスコーヒー

調理家電などをレンタルして体験もできる

 「b8ta Koshigaya Laketown」は日本初の出品も含めて、国内外から46の商品やサービスを揃えた。また、業務提携した家電製品のお試しサービスを行うレンティオがライブキッチンという形で常設コーナーを設けている。週3回、時間を区切ってレンタル対象製品を使って調理を行い、試食も可能だ。
 
オープン前日に実施された内覧会での店内風景。
余計な装飾はなく、シンプルで居心地の良い空間がテーマ
 
レンティオのライブキッチンではシャープのヘルシオシリーズの調理家電などを取り扱っている

 調理家電はほしいけど、どんなことができるか分からないし、値段も高めと思っている人には試食と調理を担当するb8taテスターの説明を受けることで製品をより知ることができる。b8taは今、話題の“売らない店舗”なので、無理に購入を勧めたりすることはない。製品を見て、興味を持ったら気軽にレンティオで製品をレンタルできる仕組みなのだ。
 
試食をして、製品の大きさや形状なども確認した上でレンタルができるので便利

ECとの違いは実物が確かめられること

 展示手法はこれまで出店したb8taと同じで、展示しているのは製品とタブレットのみだ。タブレットの表示メニューは製品の概要と詳細、製品ギャラリー、機能などの紹介ビデオ。商品タブをクリックすると、その場でECから購入を申し込める。
 
展示は製品と情報を表示するタブレットのセットで、操作もタッチで簡単に行える

 画面で製品の情報を見るのは、ECサイトで情報を収集するときと同じだ。しかし、ECサイトでは実物の製品を見ることはできない。b8taは製品そのものが一緒に展示されているので、その質感や大きさ、色も自分の目で確認できる。届いたら思っていたのと違ったという失敗がなくなるわけだ。カタログやPOPなどは一切ないが、情報はほぼタブレットで得られ、店内のb8taテスターに聞いてみることもできる。

 宅配ミールキットを世界16カ国で展開するHelloFreshは、今回の出品が日本初お披露目となる。定番、ファミリー、低カロリーの三つのプランから必要な人数を選び、提案されたレシピからほしいものを選ぶと毎週、必要な食材や調味料がパッキングされたキットが届く。ヘルシーで手軽さにこだわり、バラエティーに富んだレシピは日本人の嗜好に合わせて作られているという。
 
HelloFreshは左奥のダンボールで宅配され、食材などのキットは紙パックで封入されている。
中央は調理方法が記載されたレシピカード

 「b8ta Koshigaya Laketown」には、さまざまなジャンルの製品やサービスが展示されている。目的を持って行くというより、何か面白いものと出会えるかもしれないという気持ちで行くと、思いもしなかった製品との出会いが体験できる店だ。このGW、新しい製品やサービスとの出会いに期待して「b8ta Koshigaya Laketown」へ行ってみよう。(BCN・風間 理男)