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ソニーのBRAVIA担当者も驚いた、月額100円からの「つながるサイネージ」

販売戦略

2019/09/10 21:35

 業務用映像配信・システムを提供するMEDIAEDGE(メディアエッジ)は9月10日、ソニーの法人向けAndroid TV対応BRAVIAを使ったクラウドサービス「つながるサイネージ」の発表会を開催した。サービスの開始は9月末。STBなどの機材は必要なく、インターネットにつながる環境があれば月額100円からサイネージが始められる。

9月末にスタートするMEDIAEDGEの「つながるサイネージ」

 MEDIAEDGEの遠藤肇社長は、「サイネージ事業を展開したいと考えているお客様の声に、費用対効果が分からないからスモールスタートから始めたいという要望があった。つながるサイネージは、1台当たり月額100円から運用できる」と、価格面の優位性を強くアピールした。
 
MEDIAEDGEの遠藤肇社長

 ただ、いくら月額100円でも、安かろう悪かろうでは意味がない。「表示させたい画像を選ぶだけで、ストレスなく素早く表示されるのはソニーの担当者も驚いたほど」と、遠藤社長は機敏な操作感と扱い方の簡単さに自信を示した。

 実際に、発表会のデモでもその様子が披露された。表示させるためには静止画の素材を選んで、表示するレイアウトを選択し、出力先を選ぶ三つのステップだけ。クラウドサービスなので、PCだけでなくタブレット端末スマートフォンからでも操作できる。
 
素材、レイアウト、出力先を選ぶだけですぐに反映される

 選んだ後も、まるでテレビのチャンネルを切り替えてるかのように素早くBRAVIAに表示される。クラウドを通じて表示されていることを忘れさせるぐらいだ。BRAVIAの映像エンジンのネイティブモード用に処理した映像信号を送ることで実現するという。

 基本プランは、「コンテンツの静止画のみ」「プレイリスト10個まで」「フルスクリーンのレイアウト」の3種類から選べる。静止画の表示だけなら月額100円で、三つのフル機能なら月額300円というわけだ。

 ほかにも、オプションプランとして「動画ファイルに対応」「PDFファイル対応」「サポートオプション」の三つを用意。それぞれ月額100円で追加していくことが可能なので、まずは月額100円のスモールスタートで始めるのがいいだろう。(BCN・細田 立圭志)