バッファロー、最上位からエントリーまで「Wi-Fi 6」対応ルーター3シリーズを投入

 メルコホールディングスの中核企業のバッファローは、8月中旬からWi-Fi 6対応ルータのハイパフォーマンスモデル「WXR-5700AX7S」を、7月中旬からプレミアムモデル「WSR-5400AX6シリーズ」とエントリーモデル「WSR-1800AX4シリーズ」を発売する。

バッファローWi-Fi 6対応ルータ「WXR-5700AX7S」

 価格はオープンで、WXR-5700AX7Sの税別実勢価格は2万8000円前後、WSR-5400AX6シリーズは1万6500円前後、WSR-1800AX4シリーズは9000円前後の見込み。

 6月4日のオンライン会見でバッファローの取締役事業本部コンシューママーケティング部の石丸正弥部長は、「エアステーションは20周年を迎えることができた。一般家庭には、10~15台のネットワーク子機があり、テレワークや在宅学習の機会も増えて安定した無線環境が必須になっている。Wi-Fi 6は、電気や水道、ガスに並ぶ第4のインフラだ」と語り、Wi-Fiルータの中でもより高速で安定し、安心なWi-Fi 6の必要性が増していくと指摘した。
 
バッファローの取締役事業本部コンシューママーケティング部の石丸正弥部長

 実際に一世代前のWi-Fi 5対応ルータを投入したときと比べて、Wi-Fi 6対応ルータの市場構成比は急速に拡大しているという。新規格対応の製品を投入してから8カ月の時点を比較した場合、Wi-Fi 5が1%を若干上回る程度だったが、Wi-Fi 6は5.6%に達した。
 

 また、新型コロナウイルスの緊急事態宣言下、家電量販店で営業時間の短縮や一部休業する店もあったが、Wi-Fiルータの販売台数は好調に推移。2020年5月は、前年同月比139%の伸びだった。

 最上位のWXR-5700AX7Sは、特定方向に電波を強化できる独自の「3軸回転外付けダイポールアンテナ」を搭載。動画やゲームに強い10GbEポートを搭載するほかワイドバンド5GHz 160MHzに対応する。

 また、家電のネット家電をサイバー攻撃から守るセキュリティ機能の「ネット脅威ブロッカーPremium」を今秋から搭載する予定だ。
 
プレミアムモデルの「WSR-5400AX6シリーズ」

 プレミアムモデルのWSR-5400AX6シリーズは、シャンパンゴールドとマットブラックの二色展開。5GHzで4ストリーム、最大4803Mbps(理論値)のスピード。2.4Ghzは2ストリームで最大573Mbpsだ。有線LANも装備し、インターネットが最大1Gbps×1、LANポートが最大1Gbps×4。
 
エントリーモデルの「WSR-1800AX4シリーズ」
 
 エントリーモデルのWSR-1800AX4シリーズは、5GHzで2ストリーム、最大1201Mbpsのスピード。2.4GHzは、2ストリームで最大573Mbpsとなる。有線LANは、インターネットが最大1Gbps×1、LANポートが最大1Gbps×4。スッキリと置ける内蔵アンテナ筐体で、ホワイトとブラックの二色から選べる。