Apple Pencil対応の第5世代「iPad mini」、「iPad Air」もペン対応で復活

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2019/03/19 17:00

 Appleは3月18日、7.9インチのコンパクトな「iPad mini」と、10.5インチの「iPad Air」を発表。公式オンラインストア「Apple Store」で受注を開始した。

10.5インチの「iPad Air」(左)と7.9インチの「iPad mini」

待望のペンに対応! 第5世代iPad mini

 2015年9月以来のアップデートとなる「iPad mini」は、「iPhone XS」などと同じ、Neural Engineを搭載する「A12 Bionicチップ」を搭載し、従来機種と比べて処理性能は3倍に、グラフィックス性能は9倍と、大幅にパワーアップした。また新たに「Apple Pencil(第1世代)」に対応し、ペンを使って作業し、クリエイティビティを発揮できる。
 
別売の「Apple Pencil(第1世代)」に対応

 解像度2048×1536ピクセル、326ppiのRetinaディスプレイは「True Toneテクノロジー」を採用し、周囲の光に合わせて最適な色味に自動で調節する。プロセッサの性能が向上したことで、動画の編集や3Dモデルのデザインなどの効率もアップしたという。
 
高いパフォーマンスで、「iMovie」でもスムーズに動画を編集できる

 カラーはシルバー、スペースグレイ、ゴールドの3色。サイズは高さ203.2×幅134.8×厚さ6.1mmで、重さはWi-Fiモデルが300.5g、「eSIM」対応のWi-Fi + Cellularモデルが308.2g。Wi-Fiモデルのバッテリー駆動時間はインターネット利用時で最大10時間。

 税別価格は、Wi-Fiモデルの64GBが4万5800円、256GBが6万2800円、Wi-Fi + Cellularモデルの64GBが6万800円、256GBが7万7800円。別売の「Apple Pencil(第1世代)」は1万800円。

ミドルレンジの第3世代iPad Air

 新しい「iPad Air」は、別売の「Apple Pencil(第1世代)」とフルサイズキーボード「Smart Keyboard」に対応。True Toneを採用した解像度2224×1668ピクセル、264ppiのRetinaディスプレイと「A12 Bionicチップ」を新たに搭載し、本体には第5世代「iPad mini」と同じく、1080p HDビデオを撮影できるフロント/背面カメラとヘッドホンジャック、「Touch ID」対応ホームボタンを備える。接続インターフェイスはLightningコネクタ。
 
「Apple Pencil」に加え、10.5インチ用の「Smart Keyboard」に対応

 「iPad Air」の名称は、2014年発売の「iPad Air 2」以降、モデルチェンジはなく、17年にはいったんラインアップから消えたが、今回、復活した。処理性能は70%高速化し、グラフィックス性能は2倍に向上。ディスプレイは従来モデルより約20%大きく、ピクセル数は50万以上多くなった。コンソール級のグラフィックスで臨場感のあるゲームを楽しむことができるだけでなく、ARにも適しているという。
 
ARも快適に楽しめる

 カラーはシルバー、スペースグレイ、ゴールドの3種類。サイズは高さ250.6×幅174.1×厚さ6.1mm。重さはWi-Fiが456g、Wi-Fi + Cellularモデルが464g。Wi-Fiモデルのバッテリー駆動時間はインターネット利用時で最大10時間。

 税別価格は、Wi-Fiモデルの64GBが5万4800円、256GBが7万1800円、Wi-Fi + Cellularモデルの64GBが6万9800円、256GBが8万6800円。別売の10.5インチ用の「Smart Keyboard」は1万7800円。