置き配バッグ「OKIPPA」新モデル、防水・防犯性能がアップ

新製品

2019/12/05 16:00

 Yperは、従来のダイヤル式ではなく、シリンダー式の南京錠を採用した置き配バッグ「OKIPPA」の新モデルを開発し、12月から発送する。カラーはネイビー。税別の販売価格は送料別3685円。

簡易宅配ボックス「OKIPPA」の新モデル

 13万世帯以上の利用データに基づき、内鍵南京錠の仕様と、バッグの構造変更によって防水性能を向上させた。ユーザーアンケートの結果、約8割が「置き配バッグ」の由来である持ち手を使っていないと判明したため、持ち手をなくし、縫製をバッグ本体で発生しない構造に変更してより浸水しにくくした。なお、完全防水ではない。

 OKIPPAは、一般的な置き配と宅配ボックスの中間に位置する簡易宅配ボックスとして提供しているサービスで、スマートフォン向けの専用アプリ「OKIPPA」を利用し、配送が完了すると通知が届く。利用に当たって設置工事などは不要で、誰でも簡単に取り付けられる。
玄関前での利用イメージ(従来モデル)

 専用アプリは、Amazon.co.jpや楽天市場のアカウント、またはGmail/Hotmailをアプリ内で連携することで、自動で購入した商品の配送状況を取り込んで管理できる。ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便、Amazonデリバリープロバイダー各社、楽天EXPRESSの配送状況を表示可能で、アプリからの再配達依頼にも対応している。
 
「2019年グッドデザイン賞」を受賞した置き配バッグ「OKIPPA」

 今秋、日本産業デザイン振興会が主催する「2019年グッドデザイン賞」(Gマーク)を受賞した。OKIPPAを「私の選んだ一品」に選出した小林マナ審査員は、OKIPPAについて「非常に明快なコンセプトで、一般ユーザーと配達員双方に煩わしい再配達の社会問題を軽やかに解決している1品だと思う。仕組みやプロダクトアウトも簡潔で、分かりやすい点も評価した」とコメントしている。