• ホーム
  • 新製品・レビュー
  • フィリップス製「MHL」対応ディスプレイで体験! スマートフォンの画面をケーブル1本で転送する

フィリップス製「MHL」対応ディスプレイで体験! スマートフォンの画面をケーブル1本で転送する

レビュー

2014/03/24 18:15

 スマートフォンでネットサーフィン、インターネット動画を楽しむ人が増えているなかで、スマートフォンの画面をテレビや液晶ディスプレイなどに表示したい、というニーズが高まっている。小さなスマートフォンの画面では物足りないのだ。MHL規格に対応したスマートフォンとテレビ、液晶ディスプレイなら、MHLケーブル1本でテレビや液晶ディスプレイに接続して、スマートフォンの画面を簡単に大画面で楽しめる。フィリップスのMHL対応液晶ディスプレイ「234E5QHSB/11」で、MHLの利便性を体感した。

234E5QHSB/11

234E5QHSB/11
 

ケーブル1本でディスプレイと接続



 MHL(Mobile High-definition Link)とは、スマートフォンなどのモバイルデバイスとテレビや液晶ディスプレイを接続し、映像や音声を出力する高速映像伝送用のインターフェース規格。映像はフルHDの高速伝送に、音声は7.1chサラウンドに対応し、HDMIに代わるインターフェースとして普及が進んでいる。また、給電やデータのやり取りに使われるmicroUSBポートを利用でき、専用のポートがいらないので、Android搭載スマートフォンを中心に採用するモデルが急増している。

 MHL対応スマートフォンの増加に応じて、テレビや液晶ディスプレイもMHL端子を備えはじめている。MHL端子を備えていることは、トレンドをしっかり捉えたモデルであることの証明だ。

 家電量販店の実売データを集計する「BCNランキング」の2014年2月の液晶ディスプレイの機種別ランキングでは、3位にMHL対応のフィリップス「234E5QHSB/11」がシェア3.3%でランクインした。MHLへの対応だけではなく、高精細液晶パネルやデザインなどの要素が評価されたうえの順位だが、まだ数が限られているMHL対応機が、数多いモデルのなかで3位に入るのは特筆ものだ。
 
2014年2月 液晶ディスプレイ 機種別 販売台数シェア トップ10
順位 メーカー 型番 画面サイズ
(インチ)
販売台数シェア
(%)
1 ベンキュージャパン GL2460HM 24 5.4
2 アイ・オー・データ機器 LCD-MF225XBR 21.5 4.0
3 フィリップス 234E5QHSB/11 23 3.3
4 アイ・オー・データ機器 LCD-MF234XBR 23 3.2
5 日本エイサー G246HLAbid 24 2.9
6 LGエレクトロニクス 22EN43V-B 21.5 2.5
7 ベンキュージャパン GW2255HM 21.5 2.3
8 ベンキュージャパン RL2455HM 24 2.0
9 LGエレクトロニクス 22EN33T-B 21.5 1.8
10 ベンキュージャパン XL2411T 24 1.7
「BCNランキング」 2014年2月 月次<最大パネル>
 
 フィリップスは、このほかにもMHL対応モデルを多く市場に投入しており、市場を一歩リードしている。今回は、このフィリップスの「234E5QHSB/11」を使って、MHL接続を試した。
 

ディスプレイがネット動画も楽しめるネットテレビに



 さっそくスマートフォン「Xperia Z1 f SO-02F」と「234E5QHSB/11」を接続した。「234E5QHSB/11」の背面、HDMI端子の隣にあるMHL対応のHDMI-MHL端子にHMLケーブルをつなぎ、「Xperia Z1 f」のmicroUSBポートに接続する。 
 

背面の端子とMHLケーブル

背面の端子とMHLケーブル

 すると「234E5QHSB/11」に「Xperia Z1 f」の画面が表示される。スマートフォンに専用のアプリをインストールする必要がなければ、スマートフォン、液晶ディスプレイとも設定をする必要もない。まさに「つなぐだけ」だ。なお、MHL対応スマートフォンに限る。
 

スマートフォンをMHLケーブルでつなぐ

スマートフォンをMHLケーブルでつなぐ

 ウェブサイトを表示すると、拡大表示しなくても文字をらくに読むことができた。とくに、サイト全体を確認しながら記事を読みたいときに便利だ。またスマートフォンの向きを縦向きにすれば縦向きの画面を、横向きにすれば横向きの画面を表示するので、YouTubeなどのインターネット動画を全画面表示で楽しむことができる。 
 

ウェブサイトを大きな画面で確認できる

ウェブサイトを大きな画面で確認できる

 つまり、スマートフォンと組み合わせることで、液晶ディスプレイを高精細のネットテレビとして活用できるわけだ。これなら、人気のスマートフォンゲームなどのエンタテインメントを大画面に表示して、みんなでわいわい遊ぶことができる。
 

 なお、「Xperia Z1 f」は、HDMI出力専用のユーザーインターフェース「TV launcher」に対応しているので、スマートフォンの画面が自動で横画面に固定され、液晶ディスプレイに全面表示ができる。また、microUSBポートを流用するので、スマートフォンの映像を転送しながら充電できすることもできる。
 

MHLで接続中はスマートフォンの充電ができる

MHLで接続中はスマートフォンの充電ができる

 「234E5QHSB/11」は、高精細で広い視野角をもつAH-IPSパネルを搭載しているので、これらのコンテンツを鮮やかで美しい映像で堪能できる。しかも、接続することでスマートフォンへの充電も行うので、バッテリ残量を気にせず利用できるのがポイントだ。MHL対応のスマートフォンを持っているユーザーにとって、そのメリットは大きい。
 

ビジネスシーンでも活用の場が広がるMHL



 MHL対応ディスプレイは、プライベートだけではなく、ビジネスでの活躍も期待できる。会議室のディスプレイを「234E5QHSB/11」にすれば、ノートPCの画面やスマートフォンの画面を簡単に表示できる。また、いつでもどこでもインターネットにつながるスマートフォンなら、ノートPCのようにネット接続の手間なくウェブサイトを表示できる。また、ラインアップも豊富で、23インチの「234E5QHSB/11」のほか、21.5インチの「224E5QHSB/11」、27インチの「274E5QHSB/11」もある。用途に合わせて選びたい。
 

21.5 インチ「224E5QHSB/11」/23インチ「234E5QHSB/11」/27インチ「274E5QHSB/11」

 液晶ディスプレイはPCのモニタというイメージが強いが、スマートフォンなどのさまざまな機器と連携できるようになると、活用の垣根はなくなる。暮らしやビジネスでも欠かせないものとしてスマートフォンの存在感が増しているだけに、これから液晶ディスプレイを購入するなら、MHL対応モデルのほうがおすすめ。モデル選びの際には、仕様表でここに注目しよう。(フリーライター・石川貢士)
 


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベース(パソコンの場合)で、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。

オススメの記事