手のひらに乗るフルハイビデオカメラで上野の街をぶらりと撮った

レビュー

2008/06/24 19:10

――東芝のgigashot「GSC-A40F」レビュー<br><br>

 フルハイビジョン対応のデジタルビデオカメラが東芝から登場した。それがgigashot<a href="http://bcnranking.jp/item/0009/4904550579497.html" target>「GSC-A40F」</a>だ。片手でしっかりホールドできて、とにかく操作がカンタン。お父さんもお母さんも手軽に撮影を楽しめる。さっそく実力を探るべく、東京・上野で使ってみた。

●どこへでも連れ出せる手のひらサイズ

 パッと見てまず目を引くのがコンパクトなボディ。構えてみると、男性はもちろん、女性の手のひらにもすっきりと収まる。しっかりとしたグリップを感じつつ、片手でホールドできる適度な大きさだ。サイズは幅78.1×高さ79.0×奥行き135.4mm、重さは約485g。

 ボタン類は背面の右側に集約されており、「録る」「停止」「再生する」といった基本的な操作はグリップした右手だけでできてしまう。撮影時に「あのボタンどこだっけ?」と戸惑うことがなく、デジタル機器の操作が苦手な人でも使いこなすことができるだろう。


 モニターは23万画素の3.0型TFTカラー液晶を搭載。秀逸なのは、屋外での見やすさだ。太陽の光が画面に当たった状態でも反射せず、しっかりと被写体を見ることができた。今回、早朝から夕刻まで撮影を行ったが、すべての時間帯で見にくさを感じることがなかった。また、959×240ドットという大型ワイド液晶のため、カフェなどでみんなと顔を突き合わせながら再生を楽しむこともできる。

 「カメラの命」とも言えるレンズにも注目したい。35mmフィルム換算で35.9-431mmというズームレンズを搭載しており、広角から超望遠域までを幅広くカバー。名勝や神社・仏閣などの屋外、運動会などの動きの速いスポーツイベントなど、さまざまなシチュエーションをカバーしてくれる。1920×1080ドットのフルハイビジョン撮影が可能な本格派だ。

 ただ1つ気になるのは、ズームキーの反応がよすぎて少し触るだけで大きく動いてしまう点だ。ゆっくりと操作したいときでも、急激な動作をすることがあった。これはある程度の慣れが必要だろう。また、起動に合わせて自動で開くレンズカバーの駆動音も少々耳障りだった。

●初めてでも安心の操作性

 初心者でも使いやすいようサポートしてくれるのが「オートモード」。ホワイトバランス、感度、露出を撮影場所の状況に合わせて自動で調節する。さらに、「AUTO」ボタンを押せばズームキーと「REC」ボタンが青く点灯し、撮影で頻繁に使うボタンがひと目でわかる。撮影時に使わないボタンはロックしてくれるので誤動作も防げる。


 「もっとこだわった撮影を楽しみたい」という人に向けた機能も充実している。「人物」「スノー&ビーチ」「ステージ」「スポーツ」「風景」といったシーンモードを使えば、あらゆるシチュエーションに応じた撮影が手軽に行える。逆光補正や暗い場所での高感度モードなども備え、さまざまなシーンで十分満足の行く撮影が行えるだろう。

 画質はXQ、HQ、SPモードの3種類。記録媒体は40GBのHDDを搭載し、録画時間は最も低い画質のSPモード時で最長約9時間20分。これだけの容量があれば、長期の旅行でも余裕を持って撮影を楽しめる。撮影後はミニHDMIケーブルやUSBケーブルでテレビやPCと接続して、大画面で映像を楽しもう。

 付属ソフトは「ImageMixer 3 for TOSHIBA」や「Nero Vision 5 for TOSHIBA」といった統合型編集・ライティングツール。これらをPCにインストールすれば、簡単に映像編集やDVDへのライティングが行える。メディアにHD DVDを選べば、ハイビジョン画質のまま保存することもできる。

●上野の街を撮ってみた――電車にネコにアメ横、その姿は?

 さて、フルハイビジョン対応のデジタルビデオカメラの撮影を体感すべく、東京の台東区・上野の街へと繰り出した。撮影者は限りなく初心者に近い筆者。それゆえ手ブレに平凡な構図、ひとりごとが入るなど、つたないサンプルであることをあらかじめ断っておく。いずれも画質はSPモード、撮影モードはオート。映像の確認はPCに接続して行った。なお、サンプルは撮影時よりも画質を落として掲載してるので、雰囲気のみ味わってほしい。



 朝の通勤時間帯にJR上野駅そばの両大師橋から撮影。驚いたのは、16秒過ぎからの遠ざかる宇都宮線の列車の鮮明さ。当初「これだけ遠くのものをズームで映しても、うまく撮れていないんだろうな」と思っていたのだが、車内の様子が分かるほどくっきり撮れている。望遠性能には満足。ゴトンゴトンと響く鉄輪の音も拾っておりいい雰囲気だ。



 近くの公園を散歩中、フレンドリーなネコと遭遇。すぐにビデオカメラを取り出して撮影した。「オートモード」のおかげで面倒な設定をせず瞬時に撮影に入れたのが嬉しい。注目すべきは、SPモードにもかかわらず、ネコの体毛や路面のディテールを見事に再現できていること。掲載する動画ではそれを表現できないのが残念だ。ぜひ実機で体験してほしい。



 お昼近い時間帯の上野アメ横商店街をそぞろ歩き。14秒あたりからはじまるモール内のシーンは完全にノーファインダーで撮影。こうした屋内の撮影は感度を上げたり、ホワイトバランスの再設定などが必要になることが多いのだが、ここでも「オートモード」が大活躍。色かぶりのない適正露出の映像を撮ることができた。(ライター・市川昭彦)

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