【記者のひとこと】体制や方向性が明らかに

コラム

2023/04/28 10:00

 米Symphony Technology Group(シンフォニー・テクノロジー・グループ)傘下のMusarubra Japanは4月13日、セキュリティブランド「Trellix(トレリックス)」の事業戦略説明会を開催しました。

 米Trellixは、米McAfee(マカフィー)の法人事業と米FireEye(ファイア・アイ)が合併し22年1月に設立されましたが、国内では、Trellixとして法人登記はしておらず、セキュリティ事業を展開するMusarubra Japanが製品やサポートを提供しています。今後、時期は未定としながらも、社名変更し、Trellixの日本法人として活動する予定です。

 Trellixの設立が発表されて以降、国内では、目立った動きがなかったため動向を気にしていた人も多かった印象です。体制や方向性が明らかになったことで、不安が解消されたのではないかと思います。

 2月に社長に就任した権田裕一氏は、XDR(Extended Detection and Response)に注力する方針を示したほか、今秋にエンドポイントセキュリティの新製品の発売を予定していることなどを発表しました。今後、新たなパートナー戦略も進めていくはずなので、取材を通じて情報をお届けしていきます。(岩田晃久)

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Musarubra Japan、「Trellix」の事業戦略を発表 XDRへの注力示す