【記者のひとこと】メインフレーム市場の動向に注目

コラム

2023/04/17 10:00

 日本IBMは、メインフレームの新モデルを発表しました。新モデルはハイブリットクラウドの需要に対応できる設計で、環境性能も向上。同社はより幅広い規模の顧客への導入を目指す方針です。

 クラウドの利用が加速する中、メインフレームの市場がこの先どう推移していくのか注目されています。同社の渡辺卓也・執行役員メインフレーム事業部長は「メインフレームはレガシーではない。今後も新しい製品を長く継続的に提供していく」と話し、2030年代を見据えたロードマップを示しました。

 同社の発表で印象に残ったのは、環境性能の向上を強くアピールしていた点です。セキュリティやパフォーマンスを高めつつ、サステナビリティーを強みとして訴えていくことが、今後、顧客から選ばれるために重要な要素になっていくことがうかがえました。(堀 茜)

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日本IBMがメインフレームの新モデルを発売 ハイブリッドクラウドの需要に対応