【記者のひとこと】外資に立ち向かう国産ベンダー

コラム

2022/10/07 10:00

 国内のセキュリティ市場は、外資ベンダーが強さを発揮しており、国産ベンダーは苦戦するケースが目立っています。アンチウイルスを中心としたエンドポイントセキュリティやファイアウォール(FW)は、特にその傾向が強い印象です。社内で利用しているセキュリティ製品の大半が外資ベンダーのものだという企業も多いのではないでしょうか。

 この厳しい市場環境の中でも、成長を遂げる国産ベンダーは存在します。ウェブセキュリティとメールセキュリティ製品を提供するデジタルアーツ、エンドポイントセキュリティ製品を手掛けるFFRIセキュリティ、クラウド型WAF(Webアプリケーションファイアウォール)を提供するセキュアスカイ・テクノロジーの3社を取材しました。

 彼らは高品質な製品を販売するとともに、国内の環境やユーザーの要望に迅速に対応する開発体制や充実したサポートなど国産ベンダーだからこその価値を提供することで、ユーザーからの支持を得ています。

 グローバルのセキュリティ市場で成功を収めた国産ベンダーはほとんどいません。今後、世界で幅広く利用され、高いシェアを誇る国産セキュリティ製品が生まれることを期待します。(岩田晃久)

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成長を遂げる 国産セキュリティベンダー ニーズに応える開発環境とサポートで価値提供