【記者のひとこと】高齢化をアドバンテージに

コラム

2022/09/12 10:00

 日本の労働力不足は多くの業界に共通する問題ですが、他の産業と比較してもより深刻といえるのが建設業界です。新たに業界に入ってくる若い世代が減少しているため、高齢者比率が高く、2025年には130万人が不足するというデータもあります。高齢者が多い現場では働き方改革が進まないのが常ですが、24年4月に時間外労働時間上限規制の猶予撤廃が迫っているため、こちらも無視できない課題となっています。

 こうした山積みの問題を一挙に解決しようと意気込んでいるのが、2021年7月にコマツとNTTコミュニケーションズ、ソニーセミコンダクタソリューションズ、野村総合研究所(NRI)の出資で設立されたEARTHBRAINです。もともとはコマツが開発していたSmart Constructionを引き継ぎ、デジタルツインとAIで建設現場の全工程をDX化するべく、事業を展開しています。

 9月1日に開催された記者説明会では、小野寺昭則社長が新製品の発表と合わせて直近の状況を説明。日本はもちろん、北米・欧州を中心に海外展開も加速していると事業の進捗を報告しました。社会の高齢化が避けて通れない以上、それをむしろアドバンテージにするべきという考えは以前からありますが、EARTHBRAINも世界に先行する今を好機と捉えています。(大蔵大輔)

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EARTHBRAINが建設現場向け新サービス、PDCAサイクルの構築をサポート

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