【記者のひとこと】運用までを提供

コラム

2022/05/27 10:00

 セキュリティ製品の運用はMSS(Managed Security Service)を展開するSOCベンダーやSIerが担うケースが大半です。ただ最近は、製品ベンダーがMSSを提供するケースも増えつつあります。

 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は法人向けエンドポイントセキュリティ「ESET PROTECTソリューション」から「ESET PROTECT MDR」を8月下旬に発売すると発表しました。目玉はクラウド型XDR(Extended Detection and Response)「ESET Inspect Cloud」とその運用支援などを行う「セキュリティサービス」です。

 セキュリティサービスでは、ESET Inspect Cloudの導入や初期チューニング、脅威モニタリングを行う「MDRサービス」と24時間365日の日本語テクニカルサポートなどを提供する「プレミアムサポートサービス」の二つを展開します。

 スロバキアのイーセットのユーライ・マルホCTOは、多くのエンドユーザーが製品ベンダーによるサポートやインシデント対応を望んでいることなどをセキュリティサービスの提供理由として挙げています。

 ターゲットは大手企業で、製品販売から運用まで一気通貫で提供する強みを訴求し、利用拡大を目指します。(岩田晃久)

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キヤノンマーケティングジャパン 大手企業をターゲットに「ESET PROTECT MDR」発売 トータルでエンドポイントセキュリティを支援