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【記者のひとこと】「ロボフレ」実現へ官民連携、企業も本格化

コラム

2022/02/01 10:00

 通称「ロボフレ」が広がっています。人手不足、非接触環境の対策で需要が高まる搬送や清掃などを担うサービスロボット導入を後押しするため、経済産業省が「ロボットフレンドリーな環境」の実現に策を講じています。先月下旬にも東京・大手町にある主要デベロッパー所有の大手町パークビルディングなどに導入支援し、ロボフレ構築を進めています。

 官民連携のほかにも企業独自の事例として、TISがロボットで企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を包括的に支援するサービス「DX on RoboticBase」を始めました。

 同社が運用するプラットフォームと連動した自動移動ロボットが、オフィスビルの受付や誘導、飲料配送業務といった来客対応を代行します。このサービスは運搬や清掃、警備などの種類が異なるサービスロボット、またセンサーやカメラ、サイネージなどのIoTデバイスを統合管理し、施設管理や企業システム、外部データとの連携を可能にします。

 TISが入居する豊洲オフィスでも活用しています。将来的な課題解決の一つとして、自動案内ロボットをリモート管理する受付担当者が、自宅からでも遠隔対応できる環境構築も視野に入れます。今後の進捗も見逃せません。(山越 晃)

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