【記者のひとこと】IoTで水害対策

コラム

2021/09/03 10:00

 7月に静岡県熱海市で大規模な土砂災害が発生しました。地元が近く車で何度も通ったことがある場所のため、報道を見た際、とても驚いたのと同時に水害の怖さを思い知らされました。

 自然災害は防ぐことができないため、事前準備や災害が起きた際に迅速な対応をすることが重要とされています。中でも、最新情報を把握することで行動は大きく変わります。

 NECは、東京都杉並区に「IoT街路灯システム」を納入しました。河川監視や道路冠水の把握に向けて神田川沿いやJR阿佐ヶ谷駅の駅前広場に設置された同システムによって、河川水位の状況をリアルタイムにYouTubeで映像の確認が可能なほか、道路冠水を監視できるようになるそうです。

 毎年、大雨による大規模な水害が全国各地で発生しているため、IoT街路灯システムへの需要は高いと思います。多くの地域で採用されることに期待します。(岩田晃久)

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東京都杉並区の水害対策へ、NECが「IoT街路灯システム」を納入