【記者のひとこと】コラボツールで雑談しよう

コラム

2021/08/25 10:00

 ここ数年、組織の生産性を高める要素の一つとして「心理的安全性」が注目を集めています。簡単にまとめると、自分の言動や感情に対し否定や非難を受ける不安がない環境といえます。確かに、率直な行動や発言ができないと感じられるチームでは、優れた成果が上げられない気がします。自由な言動ができない場所では常に委縮してしまい、実力を発揮することは難しいということでしょう。

 新型コロナ禍によって急速に広がったリモートワークでは、この心理的安全性を高めることが難しいとの指摘もあります。実は、雑談などの業務と直接的に関係しないコミュニケーションが心理的安全性を生み出す鍵となっているようです。リモートワークが普及して以降、コラボレーションツールの重要性が増していますが、業務連絡だけでなく、雑談や相談にもうまく活用することがチームの生産性を上げるポイントとなっています。

 スタートアップのLaboratik(ラボラティック)は、「Slack」上のチャットコミュニケーション解析をベースとする組織開発ツールを提供しています。メンバー間におけるコミュニケーションの量と流れを可視化するとともに、組織心理学の知見などを生かして、心理的安全性などの観点から、組織力を高める行動のヒントを提案してくれます。

 ただ、コラボツールを業務連絡だけに使っている状況では、このような解析ツールを導入しても効果は薄いでしょう。まずはマネージャー層が積極的にチャットを発信し、チーム全体に「コラボツールで雑談をして当たり前」という雰囲気を醸成することが必要なのかもしれません。(藤岡堯)

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