【記者のひとこと】幸運は最先端技術のおかげ?

コラム

2021/07/28 10:00

 車を運転しているとき、うまく赤信号に引っかからずに進むことができると、幸運だと感じる人は多いと思います。逆に、赤信号で立て続けに止まってしまうと「ついてないな」と思う人もいるでしょう。ささいなことかもしれませんが、信号待ちによって運転時の気分が左右されることは少なくありません。

 NECソリューションイノベータは8月から来年3月末にかけ、川崎市の鋼管通り交差点で量子コンピュータを用いた交通流解析の実証実験に取り組みます。コンピュータを活用して、道路や交差点で移動する車両を撮影した画像から、車の流れをリアルタイムに把握できるかを検証します。

 実験結果は、状況に応じた信号の制御などによる交通渋滞解消の研究に役立てるそうです。撮影には、高額な高性能カメラではなく、汎用的なカメラを使用し、将来的に交差点などで設置されている一般的なカメラを活用することも想定されています。

 NECソリューションイノベータによる研究以外にも、AIや自動運転など最先端の技術を使って、交通の円滑化を図る研究があちらこちらで進んでいます。運転中に「赤信号につかまらなくてラッキー」と感じたら、それは運不運の問題ではなく、量子コンピューターやAIのおかげだった、という日もそう遠くないかもしれません。(藤岡堯)

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量子コンピューターで課題解決、NECソリューションイノベータが川崎市で交通流解析の実証実験

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