【記者のひとこと】盛り上がるIDaaS市場

コラム

2021/04/07 10:00

 企業でいろいろなクラウドサービスが活用されるようになり、IDを効率的で安全に管理する仕組みの需要が高まっています。特に最近は、ゼロトラスト・セキュリティに注目が集まる中で、その構成要素の一つとしてクラウド型ID管理サービス「IDaaS」が脚光を浴びているというのは、この「ひとこと」でもお伝えしてきたとおりです。

 そのIDaaSについて、国内市場が盛り上がりを見せつつあります。昨年9月の米Okta(オクタ)に続き、今年3月には米SailPoint(セールポイント)が日本への本格進出を発表しました。また、国内企業ではメタップスが、ベータ版として提供してきたIDaaSとSaaS統合管理の機能を持つサービス「メタップスクラウド」を、3月末に正式リリース。国内のIDaaSベンダーにはほかにHENNGEなどがありますが、こうした企業の動きが今後活発化していきそうです。

 なお、来週号(4月12日号)の週刊BCNでは、IDaaSをテーマにした特集を掲載予定です。お楽しみに。(前田幸慧)

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メタップス、IDaaS+SaaS管理の「メタップスクラウド」を正式リリース