【記者のひとこと】雌伏して時が至るのを待つ

コラム

2021/01/07 10:00

 NTTの澤田純社長の大改革がとどまるところを知らない勢いで進んでいます。海外事業を英国に本社を置くNTTリミテッドに集約したかと思いきや、今度はNTTドコモNTTコミュニケーションズを連携させて国内向けの法人事業を強化する方向です。

 外部との連携にも意欲的で、2020年だけに限ってみてもトヨタ自動車とスマートシティ分野で連携(3月)、NECと通信分野で協業(6月)、欧州SAPと戦略的提携を拡大(12月)などを発表。矢継ぎ早に協力関係の輪を広げています。

 あるNTT幹部は、「彼は黙々と仕事をするタイプ。今の大胆な経営手腕には正直驚いている。恐らく自身の心のうちだけでNTTの将来戦略を練り上げてきたのだと思う」と、長い年月、雌伏して時が至るのを待っていたのだろうと話しています。(安藤章司)

【関連記事はこちら】
NTTと欧州SAP 「インテリジェントエンタープライズ」の浸透へタッグ サプライチェーンの高度化にフォーカス
法人向けIT市場の大手3社が強力タッグ、SIerやISVがDXビジネスに踏み出す一歩を支援 IBM DXチャレンジ 2020
SIerの上期決算 受注環境に好転の兆しあり マイナスとプラスの要因がせめぎ合う
北大とNTTドコモなど、農機の圃場間自動走行と遠隔監視制御を実現
NTTデータ 今年度末までにゼロトラスト移行 固有の開発環境や運用面の課題が浮き彫りに
NTT 4兆3000億円でドコモを完全子会社化



 

オススメの記事