【記者のひとこと】広告ビジネスのコト化

コラム

2020/12/04 10:00

 この世にはメディアの数だけ広告があります。メディアによっては購読料だけで運営していたり、NHKのような特殊なビジネス形態もありますが、ほとんどは広告を掲載する代わりに広告主から広告料を得て運営していることが多いのではないでしょうか。

 広告ビジネスは、マーケティング施策の一環としてデータ活用などのIT化が進んでいる分野にみえますが、広告主から見たらメディアごとに広告枠を購入する従来型の“モノ売り”のビジネスだといえます。どれだけの効果があったかを可視化しづらいですし、広告主からすれば何となく「ここに出しておけば効果が出るかも?」と、KKD(経験、勘、度胸)で出稿している面もあるかもしれません。

 一方、そんな広告ビジネスにおいてもコトへの転換を図ろうとする動きが出てきています。博報堂DYメディアパートナーズは、媒体の情報と消費者のデータ、広告主のマーケティングデータを活用して複数のメディアを横断的に活用した広告活動を実現する新たなサービスモデルAaaS(Advertising as a Service)」を打ち出しました。

 広告枠を一つひとつ購入するのではなく、統合的に運用していくのが“ミソ”のようです。広告ビジネスに新たな風を吹かせる取り組みになりそうです。(銭君毅)

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