観光業界向けの需要喚起策、Go To トラベルに引き続き、飲食業界向けのGo To Eatが10月1日に始まりました。両方とも、新型コロナウイルスによって大打撃を受けており、倒産する企業や上期の決算で大きく赤字を出した企業が続出。かなりギリギリの状況だったといえます。今回の施策によって少しでも状況が改善することを祈るばかりです。

 一方、これらの業界で厳しい状況に陥っている理由には慢性的な人材不足や自転車操業的な収益構造があることが指摘されています。帝国データバンクのデータによると、2000年以降飲食業界の倒産件数は増えており、新型コロナウイルスによって将来倒産する可能性が高かった企業のタイムリミットを早めただけとも取れます。

 ポジティブな見方をするなら、コロナ禍は多くの事業者が本格的な構造改革に着手するきっかけになったのではないでしょうか。近年ではロボティクスやAIの技術も進展し、かなり実用性の高いソリューションが生まれています。これまでは、外国人や女性、シニア層の活用という人的な対応を取られることが多かったですが、今後はよりITが寄与できる領域も増えてきそうです。(銭君毅)

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