【記者のひとこと】今、「電話」が熱い!

コラム

2020/10/02 10:00

 10月に入り、早いものでパンデミックの発生から半年以上が経過しました。多くの企業でもリモートワーク対応やシステムの見直しが進み、上期と比べて慌ただしい雰囲気も落ち着いてきたのではないでしょうか。企業によってはビジネスチャットやオンライン会議ツールなどの新しいサービスを導入しているかもしれませんが、そういったものの扱いにも慣れてきたのではと思います。

 一方で、企業によってはいまだに放置されている課題があります。その代表格が「電話」。つながっていて当たり前なイメージがありますが、オンプレミスの機器が多く、現在のリモートワークが主流になっている状況に対応できないとの声を聞きます。

 以前から、PBXは早急にクラウドへ移行するべきだという議論はありましたが、ユーザー間において「使えればいい」というマインドが強く、どちらかというと後回しにされがちな領域でした。それが、現在では「使えない」状態になったことで需要が高まりつつあるのだとか。

 最近のSIerでは、クラウドPBXとUC(ユニファイドコミュニケーション)ツールを組み合わせた提案も増えています。「電話がつながらない」という喫緊の課題をドアノックとして、他のテレワーク商材の拡販につながっているそうです。(銭君毅)

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