ニュータニックスといえば、HCI(ハイパーコンバージドインフラ)市場を切り開いた草分け的存在です。従来エンタープライズシステムでは別体だったサーバーとストレージを一つのハードウェアに統合し、仮想化基盤もプリインストール。電源オンですぐに仮想マシンを作成し、アプリケーション実行環境を用意できるという点で、HCIはいわば「クラウドの使い勝手をオンプレミスでも実現」する製品として人気を集めました。

 しかし、ニュータニックス創業者のディラージ・パンディCEOは今月開催したイベントで、これまで「ハイパー・コンバージド・インフラ」の略だったHCIは、今後は「ハイブリッド・クラウド・インフラ」の略にすると宣言。パブリッククラウドとの連携を強化することで、社内に設置したニュータニックス製品と同じ環境を、クラウド上にも展開できるようにしていくと、これからの戦略を説明しました。

 HCI市場は現在も拡大していますが、新たなプレーヤーに追いつかれる前に新しい市場を定義して先へ進もうとする、王者ならではの攻勢が感じられます。(日高 彰)

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米ニュータニックス Azure上へNutanixを展開可能にAWSに続きパブリッククラウド連携を強化