9月に入り、3月決算の企業は上期も終わりに近づいてきました。この半年を振り返ってみると、コロナ禍による市場の変化に素早く対応したIT商材が数多く登場しました。例えば、ビデオ会議サービスは、頻繁にアップデートを繰り返し、あっという間に完成度を高めてシェアを拡大。世界の人々の需要を満たす大型商材へと成長しました。

 あまり目立たないところでも、変化は起きています。空港や発電所、高速道路など、主に社会インフラ向けのビデオ監視ソフトを開発してきた日本テクノ・ラボは、顔認証や熱を感知するサーマルカメラと連携する機能を追加。一般オフィスや、人の集まる場所などで発熱している人を特定したいという需要を狙ったところ、これまで取り引きのなかった新規顧客からの引き合いが急増したそうです。

 市場の変化を素早く感じ取り、新しい商材を他社に先駆けて出したり、引き合いが見込めるサービスに磨きをかけたりして売り込む。コロナ禍に端を発する変化はこれからも続く見通し。商魂たくましくビジネスチャンスを掴んでいきたいものです。(安藤章司)

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日本テクノ・ラボ 映像監視で新規顧客を開拓 変化に素早く適応して需要を掴む
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