【記者のひとこと】「非対面」「遠隔」「自動化」がキーワード
第1四半期(4~6月期)のSIビジネスを振り返って、「プロジェクトの遅れが目立つ」との声がSIer幹部から聞こえてきます。4~5月の緊急事態宣言で客先での現場作業が思うように進まなかったのが主な原因。
そして、第2四半期に入って鮮明になってきたのが、顧客企業のIT投資の優先順位の変化です。野村総合研究所は、「非対面」「遠隔」「自動化」をキーワードとしたIT投資が増えると分析。SIer各社も、オンラインセミナーなどを通じて新しい需要の取り込みに力を入れています。
既存プロジェクトの一部が仮に期ずれを起こしたとしても、コロナ禍で顕在化した新しい需要を下期中に売り上げにつなげていくことで、「全体で見て前年度比トントンか、できればプラスまでもっていきたい」(SIer幹部)考えです。(安藤章司)
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